ふしぎの海のナディアを見たの巻

放映時にきちんと見ていなかったので、2週間ほどかけて集中的にDVDで全話を視聴しました。気になった点がいくつかあるのですが、特に問題だと思ったのはナディアの性格描写が雑なことで*1、アフリカ編で現地の男子に一目ぼれしたり、終盤いきなりアトランティス人であることを受け入れてしまったりするあたりはかなり違和感がありました。心変わりをするだけの裏づけを、演出としてきちんと見せて欲しかったです。島編〜アフリカ編ののんびり感とラスト4〜5話の駆け足感のバランスもイマイチ。
などなど文句を付ければキリがないのですが、それでもN−ノーチラス号登場あたりからの宇宙戦艦ヤマトのオマージュ演出の多さにはびっくりすると同時に、闘う男・燃えるロマンの血がたぎるほど興奮させられました。N−ノーチラス号の艦橋がヤマトの第一艦橋そのものとか、主砲の効果音が同じ(笑)とか、そういう設定から始まって、台詞のひとつひとつがヤマトなんだもんなあ。サンソンが「違う!断じて違う!」と叫んだときは、手を叩いて笑ってしまいました。

*1:雑というより、そのときのストーリーによって以前と別人みたいになっちゃったりする。