ピアノレッスン:ベートーヴェン悲愴 第一楽章の巻

指摘事項ほかは下記の通り。

  • Graveではあまりテンポを動かさない方がいいと思う。終わりの方で徐々に遅くなっていく。たっぷり歌いたい気持ちが出ていると思うのだけれども、ここは正確さを優先した方がアレグロとの対比が出る。
  • どこか弾きにくいところとかありますか?(「私には全く問題なく見えます」という意味)⇒実は展開部終盤の重音トリルがどうにも上手く弾けなかったのですが、グランドピアノで弾いたら何の問題もなくびっくりするほど高速トリルで弾けました。電子ピアノの打鍵性能が追いついてないだけだった模様。3−4の指で「タララララ!」とトリルが入ると快感ですね。こんなこと、数年前にはできなかったのですが、いつの間にかできるようになっちゃいました。
  • 同じパッセージなのにスラーのかかり方が違う場合がある。単なるミスプリかもしれないけど、とりあえず楽譜どおりのアーティキュレーションで弾きましょう。(ベートーヴェンの自筆譜はすっごく汚くて、どこからどこまでスラーがかかってるのかよくわかんないことが多い)
  • 手が大きいですね。オクターブのレガート奏法がよくできているし、1−3でもオクターブ弾けますよね(⇒弾けます)。フォルテもよく鳴るし、あなたに合ってる曲だと思います。
  • 次回は第二楽章も見ておいてくださいね(笑)

こんなところで。実は第二楽章も今日から譜読み中。発表会とかで聞いてて「底の浅いつまんねー楽章だな」とか思っていたんですが(汗)、不遜にもほどがありました。まあでも、悲愴ソナタ自体がなんとなく失恋の曲ということはわかった。思い詰めて(第一楽章)、勝手に妄想を繰り広げて(第二楽章)、けっきょく振られてしまいました(第三楽章)、みたいな。