バラード1番が弾きにくいの巻

ベートーヴェンの悲愴や月光を練習する合間にショパンのバラード1番と4番を譜読みしているのですが、1番が弾けなさすぎて笑います。数年前は展開部やコーダ以外はけっこう弾けた記憶があったのですが、ほぼ完璧に忘れている上に、序盤のスローパートですらスムーズに弾けないありさまです(汗)。なんというか、パッセージが手にしっくりこないところが多くて、「バタバタバタ!」みたいな感じのぎこちないフレーズになってしてしまいます。ところがバラード4番は、手にしっくりきます。最難所と言われるコーダですらスルスルっと弾ける感じがあります。確かに重音は難しいのですが、上昇音型しかないことが難易度を下げてます。右手で下降する3度が苦手な人はすごく多いと思いますが、上昇は親指を滑らせやすいこともあって、けっこうスムーズに弾けるのです。
以前バラード1番に取り組んでいたのはツェルニー40番に入ったあたりのころで、激しく無謀なチャレンジだったわけですが(笑)そのころより弾けないっていったいどういう事態なのかと。同じころに初チャレンジしたバラード4番は序奏の段階で「なんだこの入り組んだパッセージは???」という感じで譜読みどころではなかったので、進歩はしてると思うんですが。