堀米ゆず子のラロの巻

日本人バイオリニストとしては最も気に入ってる堀米ゆず子さんの新譜。スペイン交響曲とロシア協奏曲を収録。いまいち録音が良くないのですが、音量を上げるとこまかなニュアンスがわかって楽しめます。もともとアピール力がすごいし、熱っぽい表現力がある人なのでラロは合ってるのです。しかしそれにしても、ここまで説得力があると、なんかもうクラクラしてしまいます。あと、よくわかんないんだけど、ひょっとしてヴァイオリン変えたかもしれません。以前はもっとギコギコした音色だったのですが、今回の録音はとても滑らかで甘い音質になっています。奏法だけでここまで変わるとは思えないので、楽器を変えたのではないかと推測。