ピアノレッスンの巻

月光第三楽章は「なんか、終楽章!って感じになってきましたねー!!」と先生に誉めてもらえる状況に。自分でもわかるのですが、ストレッタにグッと盛り上げるところとか、楽譜に書いてないエスプレッシーヴォなクレシェンドを入れて広がりを出すとか、楽想の変わる部分でペダルをきちっと上げて音を消してからブレスをして次に入るとか、そういうお約束がうまく演奏解釈と一体化しだすと、非常に音楽的な演奏ができると思います。
指摘事項としては、速い16分音符はいうほど悪くないけど、むしろ8分音符のパッセージが甘いので、指先を鍵盤にくっつけて、タッチをしっかり揃えること。あと、どうかすると歌いすぎてテンポが落ちるので、基準となるテンポ感は常に一定に保てるように意識すること。いまの先生はウィーンに留学していた人なので、演奏解釈が内田光子やブッフビンダーに近く、変にネチネチ歌うとすぐ「やりすぎですよ〜」と指摘が入ります。それと、デュナーミクはもっと盛大にやること。「あなたはもっとフォルテを出せるのに、なんで全開で弾かないの?」みたいに思ってるらしいのですが、以前も書いたようにデュナーミクを決めあぐねていて、どうしても出力が上昇しない感じ。もっと、刹那的に盛り上げちゃってもいいかも。テンポの一定感があれば自然と流れや構成感は出てくるから。という気がします。
で、次の曲は英雄ポロネーズに決定。先生も「あれは意外と弾きやすいのよね。女性だと体力が続かない人が多いけど、あなたは平気そう。」とのこと。ちなみに私のレッスンレベルはツェルニー30番終了程度ということになってます(笑)。こんなに難曲続きでいいのだろうか(汗)。