相変わらず英雄。ほぼノンストップで弾けるようにはなったものの、まだテンポが上げられない(主部後半が難しいため)こともあり、もう少し粘ることに。あとミレドシの右手パート、あれが地味に難しいです。ピアニストの皆さんは見事にレガートに弾いてますが、ノンペダルだとどうしても切れちゃいます。左手はストイックにミレドシしつつ、右手はぬめぬめと鍵盤上を這うようなレガート奏法を求められる部分です。
全体的なデュナーミク設定もできたので、フォルティッシモの出力も通常どおりに上げて弾いているのですが、先生からも「アハハハハ!どこまでもフォルテ出ますね〜!」とバカうけ。実はまだもう1段階余力を残しているという話をすると「そんな細い腕で化け物ですね〜!」とこれまた大うけ。先生がいうには、大人の男性レスナーは繊細な人が多く、あまり大音量を出したがらないということですが、私は激しく例外のようです。月光もそうだったのですが、こんなチビでナヨナヨした奴が男性的で勇壮な表現をドッカンドッカンやってくれるところが面白くてたまんないらしい(笑)。私のピアノ演奏スタイルは「かなり大袈裟にやらないと聞いてる人には伝わらない。ゆえに、演奏表現はどこまでも大袈裟に!」なので、ブワッとクレシェンドして大音量ドッカーン、みたいなことが大好きです。
ペース配分もうまくなり、2〜3回連続で弾いても腕が疲れなくなったので、もう少し練習に身を入れたいと思います。この「2〜3回くらいじゃ疲れない」ってレベルの筋力を得るのは、女性には非常に厳しいみたいです。なので、女性は少し弾き方を工夫したほうがいいと思います(力強さよりも軽く優美なポロネーズのリズム表現に注力する、みたいな)。