ちょっと手をつけて放置していたのですが、ようやくまじめに練習開始です。以前からわかっていたとおり、左右の手がオーバーラップするパッセージの処理をどうするか、この1点に尽きる感じ。やはりパッセージの組み立てと和声が非常に精妙で、譜読みしながら「う〜んすごい」「なんて美しい響き・・・」とついつい味わいながら弾いてしまい、ラヴェル先生が忌み嫌っていたというネチネチしたカンタービレになってしまいました(笑)。
おもしろいことに、自然とショパンやベートーヴェンとは違うタッチ、違う表現になってしまいますね。あまり考えないで譜読みしているのですが、自分でもびっくりするくらいタッチの使い方が変わってしまうので驚き。あまり流麗にしないで、少し意識的にカッチリ弾くくらいがいいのではないかと思ってはいます。あといまの電子ピアノは右ペダルしかなく、さすがにこの曲でウナコルダがないのは辛いです〜。
それと、ついでに「水の戯れ」も譜読みしてみたんですが、こっちのほうが左右の手のオーバーラップが厳しいですね。懸案の第二主題とか、どうやって弾けばいいんだ、みたいな感じ。これさえなければ弾けそうなのに、惜しい感じ。