GANTZ PERFECT ANSWERの巻

ほぼ完全オリジナルストーリー。よくやったと思います。というか、最初からこういう風に作ればいいのに、という感じすらしました。やればできるのに。原作に縛られる必要ないんですよ。ただ、終盤のグダグダぶりは前作でたっぷり満喫してるので、覚悟はした通りの冗長さでした(笑)。
最終的には「GANTSの設定を借りたアイドル主演映画」という路線に落ち着いているわけですが、観客層を考えるとまあ適切かと思います。欠点としては、あらゆるキャラの立ちが弱いことで、西くん以外はどんな性格で何を考えているのか描写が少なすぎるので、感情移入できませんでした。加藤なんか主人公の片割れなのに、親殺し&ブラコン以外の描写がないってどういうこと。
以後ネタバレなので未見の人は読まないように。


最後みんな復活しちゃうので、GANTS的には甘いと思います。本来は全員死んで、クロノくんだけ残るべき。そしてひとり寂しく、永遠にガンツを管理する。この孤独さ、厳しさがいいんじゃないかしら。でもそういう終わり方すると二宮君ファン的には耐えられないと思うので(笑)、あの終わり方でなんとかバランスを取ったのかな、という感じ。