坂本龍一、教授の座を放棄するの巻

http://www.nhk.or.jp/schola/message/index.html
放映開始前からこの弱気です(笑)。でも書いていることは、そのとおりでございます、としか言えません。他人に教えるときは、自分も勉強しなおして理解を深める必要がある。音楽に限らずすべてに通用する基本ですね。私もパソコン教育とか新入社員教育をずいぶんやったけど、人前に立ってしゃべる以前の準備のほうが大変でした。
「音楽の学校」は前回シリーズがワークショップが限りなくつまらなかったのです。でも今回は割とまとも。そのかわり解説編は、頭でっかちなだけの浅田彰と何も考えてない小沼純一の2人でよってたかって台無しにしてくれてるかんじ。古典派は岡田暁生先生の独壇場にしておけばよかったんだよ。坂本先生はすべてを自分で仕切ろうとしすぎ。だから疲れちゃうんだってば。
岡田先生は何度かTVで拝見していますが、いつもすごいです。この人の講義は聴講したいです。私が絶賛したツェルニー ピアノ演奏の基礎も、岡田先生の翻訳です。もうバッハ〜古典派の書物の翻訳は全部先生におまかせしたほうがいいと思います。許ナントカさん(よく知らないw)とか日本語に不自由な人の訳は読んでいて目が滑って転ぶような感覚を覚えます。