なにもかもみな懐かしい・・・ドラゴンクエストI・II・III復刻版の巻

あらやだ買ってしまいました。もちろんクラシックコントローラも買いましたよ。スーファミCDROMで出る(CDドライブ自体が出なかった)、PS1で出る、いやPS2で出る、などと言われ続けて21世紀になって、しかも10年以上過ぎてようやく発売です。しかもぶっちゃけエミュレータで動かしてるだけ。だがそれがいい音源はオリジナルのままだし、当時多くの人を恐怖に陥れたふっかつのじゅもんも使えるし、でも1・2ですらセーブできるし、3でセーブデータ消えるようなことはないだろうし、バグというか変な仕様もそのまま残ってるらしいし、いろいろ懐かしいですね。
いちおうどれも発売当初からやっていて(仲の良かった友人が「これなら反射神経いらないからお前でもできる!」ってやらせてくれた。1のプレイに徹夜で付き合ってくれたのねん。いい友人です。)、2、3は当然予約購入。3の真っ黒なオープニング画面の衝撃が忘れられません。「ここに何も入れられないくらい詰め込んでいるんだ!」って一気に期待が高まってしまった。そしてインフルエンザの高熱にうなされながらクリアしたのでした。3の後半は燃えまくりでした。まだガキだったし。「勇者の挑戦」のかっこよさに震え、「そして伝説へ」に泣き、エンドタイトルに感動し、いろいろ思い出に残りすぎていけません。
とりあえず1から順にやっていこうと思いますが、3でラーミアが飛んだとき、オルテガカンダタのグラフィックw)が死ぬとき、そしてエンディングでは泣くだろうと予想。以前はラーミアでは泣かなかったけど、ドラクエ8をやっちゃってるから、思い入れが強くなってます。年をとると涙もろくなるんで仕方ないですな。

ドラクエ3の勇者は結局故郷には帰れなかったので、その後どうしたんだろうとか、いろいろ想像の余地が残るところが切なくていいです。ドラクエってこのパターンが多いゲームですね。4のFCオリジナル版はデスピサロがあまりにも悲劇の悪役で(こいつが主人公でもいいくらい)多くの人と同様にクリアしても素直に喜べず、心の中に微妙な影を残しました。折に触れて思い出して「デスピサロェ・・・」という、ブルーな気持ちになってました(感情移入しすぎです)。リメイク版が出て、デスピサロミザリーも救われたのでようやく補完された感じ。てか復活したピサロさま強すぎて勇者イラネ(笑)。5は結婚させんな、いつのまにか子供作るな(笑)という感じでしたが、ほんわか暖かいエンディングが良かった。けど1回しかプレイしてないです。6は再プレイして設定の複雑さに悶絶。妹萌えがなかったら途中で挫折するところでした。過去の日記にその様子が載ってます。7もがんばって再プレイしましたが(これも過去の日記に載ってます)、どうにも長くてやはり悶絶。7は途中離脱して戻ってこないヤツがいるのが極悪だけど、それが切なくていいかもしれない。8はクリア後の後日談まで作りこんであったので、ちょっと引きました。当時の日記読むとなんかすごい盛り上がってるけど(笑)。でも8のシステムは最高だったなあ。完璧な3Dで動く鳥山キャラ、美しくて広い世界の様子、「おおぞらをとぶ」快感など、ドラクエ本来の魅力が満載でした。
それにしても、復刻版は予約開始以降アマゾンWii RPGカテゴリで売り上げぶっちぎり1位とか、Wiiと一緒に買う人が後をたたないとか、オッサンをターゲットにした回顧的ビジネスがまさに大当たり。15年目、20年目のときに先走って出さなくてよかったですね。ゆとり世代ファミコン版やったら操作性の悪さに怒り狂うんじゃないだろうかと、それだけが心配(笑)。

⇒追記:1のオープニングで泣いてしまいました!だめだこりゃ!(いやりや長さんふうに)2の「ラブソングさがして」でもたぶん泣いちゃうよ。この調子じゃ「そして伝説へ」なんて涙で画面見れないかも。過去の思い出は往々にして美化されるものですが、実際にタイムスリップ感覚であの時代に戻ったような気持ちになります。ほんとうになにもかもみな懐かしい。沖田艦長になってしまいそうです。死なないけど。