ソニック・セル使えねえwの巻

USB接続はMIDIより転送速度が圧倒的に速いので調子に乗ってひどいデータ(ピッチベンドで超高速LFO=クロスモジュレーションをやってテクノポリスの「キュイン、キュイン」ていう音を作ってみたり、レスリースピーカーをこれまたピッチベンドで物理的にシミュレーションしたり。テンポに同期したレスリーは無敵w)を作って処理速度の限界に挑戦していたらレイテンシー(発音遅れ、モタり)や「MIDI DATA FULL!エラー」が発生。むかしからわたしを知っている人は「ブンさん無茶やるから」「××氏らしい挑戦」とか思うことでしょう。なまじ知識があると強引にプログラミングして作ってしまうのです。SC-88の頃は処理能力が足りないことがわかっていたのでやろうともしなかったのですが、ソニックセルでもダメ。こりゃアカンわ。いろいろ調べたところ、XV-5080などの成熟機種でもレイテンシーがかなりあって、1台で全部やらせようとすると対策として裏技(SC88でやっていた連続データを間引いたり送信間隔をあけたりするテクニック)が必要になるとのこと。これはもう仕方ないとあきらめました。ちなみにDAW(SOL2)+マイクロソフトGSソフト音源で同じことをやってみたところ、見事にSOL2がフリーズしました。Core 2 DuoのPCでは処理能力が足りないようです。いまのままだとテクノポリスがコピーできない(笑)。
ローランドFantom-XRだとほとんどモタらないようです。なのでモタりまくりだったXV系のユーザには評判がいい。Fantom-XRはソニックセルと同じ拡張ボードSRXが使えるので(しかも6枚)、これに乗り換えようかなあ。ソニックセル売り飛ばせばほとんど差額なしで買えるしね。Fantom-XRの対抗馬だったヤマハMOTIF-Rackはモタるそうな。DTM専用のMU-2000はモタらなくて評判良かったのに後から出た機種のほうがダメとは困ったものです。
というか、最近ハードシンセ音源モジュールってほとんど売ってないのね。ソフトウエア音源に押されすぎ。安くて軽いソフト音源で作った演奏をいくつか聴きましたが、生楽器関係はどれもクオリティ低くて涙目になりそうなので、乗り換える気になれません。冗談でなくスーパーファミコンみたいな音楽になってしまいます。SC-88のほうがまだまし。クオリティ高いソフト音源は値段的には十分に許容範囲ですが、大量の波形データを扱う関係上パソコンの要求スペックがすさまじく、PCを買い換えないと話になりません。要求スペックはQuadコア&64bit環境&8GB以上のRAM&大容量高速HD(できればSSD)。趣味の世界にこんなに投資できないし、ここまで投資してもハード音源のようにサクサク使えるわけではないのです。このサクサク感が大事なのよね〜。波形データを読み込むだけで待たされるのはごめんです。
なおアナログシンセのソフト音源はかなりいい線いってると思います。すでに成熟期ですね。ループ波形の演算で済むので貧スペックなPCでも動きます。プロフェット5のソフト音源は2万円超しますが、この程度なら買う価値ありです。これを買えばテクノポリスがコピーできます。最近ごぶさたの玉吾郎氏プロフェットエミュレータでキュインキュインしてたはずw