- 前準備:作業チェックシートを用意する(紙!)。オリジナルWAVデータのバックアップを取ってちゃんと取れたことを確認し、チェックシートに記入する。会社の仕事とおなじ手順。
- 必ずMDR-CD900STでモニタリングしながら行う。微小なノイズ検知のため。
- 2曲くらい並行してやる。ひとつの曲にかかりきりになると煮詰まるので。
- とりあえず3:1、閾値-10dbくらいでざーっと流して最大出力値をチェック
- 0dbオーバーしたならノーマライズで突出した部分の音量を平均化
- もういちど流してみて最大出力値をチェック。波形を見ればおおよその出力はわかるので、怪しい箇所だけ再生すればいい。うまくいかなかったら4⇒6をくりかえす。そのつどパラメータ設定をチェックシートにメモっておく。
- どーにもならなかったら閾値-6〜-9dbあたりまで上げて粘る。-6db以上だとほとんど効果が感じられない。
- できれば-12〜-15dbあたりまで下げたい。閾値を下げるほどコンプ効果は上がるがサウンドの雰囲気が崩れやすいので注意。特定部でよくてもほかの箇所では崩れたりノイジーになったりする。アタックやリリース時間も考慮する。
- SC-88直出の音は突出ピークが多いので、あまりやりたくないけど波形レベルで修正するのもあり。
- 突出した部分のベロシティを下げて録音しなおすのもあり。(最も合理的)
- 何をやってもどうにもならないときはアナログ信号をアナログコンプに通してからデジタル録音。本当に最終手段。デジタルコンプよりこの手段のほうが音がいいことは動かしようのない事実(泣)。
- よさそうなテイクができたらいったんデジタルレコーダーにWAVデータを戻し、そこからの出力をオーディオシステムで大音量再生してみる。パソコンからは出力しない。
- OK⇒チェックシートにOK時の設定を記録して(メモしてあるはず!)後片付けをしておしまい。バックアップデータは永遠に消さない。これ重要。
- NG⇒振り出しに戻るorあきらめて寝る。