現在進行形のシュルレアリスムの巻

「夜のガスパール」に関する勉強をして以降、激しくシュルレアリスムに興味が出てきてしまい、そっち方面の活動が止まりません。もとから好きだったけど、現在進行形でやってる人がいるので応援したくなってしまいました。というか写真+小説という痛々しくもシュールな企画をやってたので買ったんだけど。まさかレターパック300に入って手書き宛名で到着するとは思わなかった。まるっきり同人誌の世界(笑)。印刷が猛烈に綺麗で紙もすごく凝ってます。ここで印刷したらしい。特別キレイに印刷できる紙にフィニッシュするというこだわりがすごいねえ。写真家さんはみんなPC画像では満足できなくて、どうしても紙に出力したいみたいです。その気持ちはわかります。
"CROWS AND PEARLS"という作品です。装丁も凝ってます。パッケージをあけるのが大変w
クロウ。カラスね。JAPAN再結成のRain Tree Crowとか再生YMOのi tre merli(三羽のカラス)を思い出しちゃうわけよ。あれもシュールの極み。


う〜ん、見事なまでに夜のガスパール。暗闇の中に何も見えない。でもなにかいるような。すばらしい。
カラスだから真っ黒です。こんな暗い写真をよくデジカメで撮れるもんだ。ひょっと銀塩かも?
この写真の裏側に夏の物語を寒々しく描いた短編小説が印刷されています。シュールすぎ。



小説とは関係なく入っていたポストカード。
明るくても見えない罠w


   写真家の先生から直筆のメッセージをいただきました。すごくかわいい手紙で。35歳とは思えないw
   撮ってる写真のイメージからはとても想像がつかない文面です。
   夏に写真集が出るとか営業も忘れない先生w
   「お会いできる日を楽しみにしています(スマイル顔文字)」ですって。
   いやこちらは別に会いたいとかそういうわけじゃないんで。
   つーかどうしてそういう話になるんだwww

   去年やった写真展ライヴもスタッフ一同「力いっぱいがんばる」とか宣言してたみたい。
   どう見ても草食系芸術なのにわけがわかりません。21世紀のシュルレアリストは健康的で元気なんですねw
   それだけはわかりました。

   ショパンエチュード解説ブログの色づかいがこの写真集の影響ということはもう言うまでもありません。
   真っ黒+沈んだ青にしようと思ったけど、怖いからやめたの。あんまりシュールなのはミスマッチです。