ぼかりす→歌わせるだけでいいのかな?の巻

http://jp.yamaha.com/news_release/2012/12091801.html
VOCALOID™3 Job Plugin VocaListener™」、略して「ぼかりす」です(ひらがなが正式)。
たしか、NHKの何かの番組*1でボカロ特集をやったときに、ミクに演歌歌手の真似をさせるときに使われていたやつです。こんなに早く商品化されるとは思わなかったのでびっくりです。

実際の見本はこちら。(大漁船の試行錯誤が笑わせ泣かせます*2
http://www.youtube.com/watch?v=6j7VwJ7sM_k (ブレスまで自動解析で入っちゃう!)
http://www.youtube.com/user/VocaListener?feature=watch

元歌の人のクセがそのまま出るから、オンチな人が歌ったら、ボカロもオンチになるってことですよね(涙目)。ある程度は補正できるようなので、そこに期待します。あとはキーボードのリアルタイム弾きと同じで、リズムが不正確だからクオンタイズとか、デュレーションやベロシティを細かく修正とか、前打音のタイミングをミリセカンド単位でずらすとか、結局1音ずつ微調整するハメになることが目に見えていますね!

あと自分的には、「マジンガーゼーーット!」とかの、絶対音感がないと音程が取れない絶叫声とか、MadonnaのJustify my loveのようなウイスパーを音程化して表現できるのではないかと思って、そこに期待してます。もっとわかりやすくいうと、こいつを使えば、ボカロが自然にしゃべれるはずだよね?ってことです*3あの研究所の目標は、コンピュータを歌わせることではなく、自然に喋らせることなので。
しゃべったからといってどうとなるわけでもないのですが、ボーカルとボイスの処遇に困って放置されてるデータがあるので、できることならサルベージしたいと思ってます。鼻の下が長いおじさんがボソボソしゃべった竹の曲とか、だいぶまえにSC-88でオケだけ作って*4「でもこれシャベリどうすんのよ?」と途方に暮れていたのでw

*1:サイエンスZEROだっけ?

*2:なぜここまで演歌にこだわったんだろうw

*3:実際、上のデモではしゃべってます。

*4:SC-88によるpropeht-5模倣を極めているので、未公開なのが惜しくて仕方がない。