KORG KROMEの巻

音が良く、軽量ということですが、鍵盤がSP-170(激安デジピ)同等らしいということで、激しく購入意欲減退中です。鍵盤がよかったら、現在使用中のヤマハのデジピ(ステージピアノ)をリプレースする予定でした。でもとりあえず、試弾してみるつもりです。下の画像をクリックすると、KORGのサイトに飛びます。

※いろいろ調べてみた

  • 結論としては、このシンセはKRONOSの波形を載せたM3
  • KRONOSの売りだったハンブルク・スタインウエイD274の波形も、そのまま入っている。
  • 基本設計やソフトウエアは大部分がM3の流用。M3は評判が良かったんですが、発売されたのは2007年。5年前ですよガッカリ。でも、枯れてるからバグ少なさそう(重要)。
  • これでもエントリー向けらしい。
  • 起動もKRONOS並みに遅い。KRONOSのように2分以上かかるわけではないけれども、1分以上。
  • 相変わらずの32bitシステム。ちなみにKRONOSも32bit。波形容量勝負になっている現状、これ以上の発展性が見込めない。
  • KRONOSの波形をブラッシュアップするのが面倒だったんですねわかります。

※鍵盤に関して(重要)

  • KORGのピアノタッチ鍵盤は、弱音で弾いたときの感触が非常に悪いです。打鍵直後に脱力する奏法だと、鍵盤が下まで落ちず、音が出ません。なので、常にマルカートのような奏法をしなくてはならず、とても疲れます。ヤマハはデジタルピアノと同じように自重で落ちるようになっていて、そのためグランドピアノと同じ奏法が通用します。
  • 鳴り物入りだったKRONOSの鍵盤も、ピアノ弾きから見ると非常に不出来で、使用に耐えられないです。あれがいいという人もいますが、たいてい「自分はクラシックを弾かないので」という前置きでの好評価です。
  • KORGは、中級以上のクラシックピアノ弾きを基本的に無視しているようです。初心者レベルの人が多いので、マーケティング的には間違っていないんですけど。KRONOSもそうですが、すごくいい音源+残念な鍵盤という組み合わせを出すくらいなら、61鍵モデルのみ+音源モジュールにしてほしい。