第七章全体との絡みで、いろいろ考えたので、ちょっと書いてみます。
ヤマト2199の終盤は、コスモリバース関係のこと(生命と想いの継承)と、「人は人とわかりあえるか?」という2点がテーマになっていると思いました。後者はヤマト2199をとおして特に丁寧に描写されていたので、時系列を追ってみます。
- 1話より前
- 火星移民団とわかりあえなかったので、内惑星系でドンパチしました。1年戦争ですねわかります。
- 異星人の宇宙船が来たけど、わかりあえるかどうかよくわかんないので、芹沢(諸悪の根源)が先制攻撃。
- ある日、ユリーシャが地球に来たので、よくわからないけど言うことを信じて、藁をもすがる勢いでヤマト建造開始です。視聴者に対して、ユリーシャとイスカンダルの件を信じた理由の提示がないのが痛いところ。
- 1話
- 半信半疑でわずかに残った艦隊を冥王星まで出撃させるとかイミフすぎ。まあいいや。
- 2〜20話
- メルダがやってきてゴタゴタ。古代以外は、いまにも襲い掛かりそうw
- 森雪イスカンダル星人疑惑からのヤマト内ゴタゴタ。
- ドメルと沖田は、顔を合わせる前からわかりあっていた。← これスゴイ。
- この2人の関係の描写は、とてもうまかったと思います。旧作をちょっと補完するだけで、こんなに良くなるという好例。
- ユリーシャ覚醒からのゴタゴタ。
- 22話(レプタポーダ)
- 23話(ガミラス本土決戦)
- 24話(イスカンダル)
- メルダの飛び込みで拍手喝采大騒ぎ
- この段階で、ヤマト乗組員がメルダを受け入れていることがわかります。ちょっと感動的な水着回。
- 古代守とスターシャがわかりあいすぎw
- メルダ、古代や玲と握手してお別れ。
- メルダの飛び込みで拍手喝采大騒ぎ
- 25話(バラン宙域)
- 最終話
- イスカンダルの魔法で弟の気持ちがわかったので、ちょっと気を利かせましたゴメンネ。
初代ヤマトに対するアンチテーゼとして、「人はわかりあうことができる」をテーマにしたファーストガンダムが作られ、そこから30年以上経って、同じことをテーマにヤマトがリメイクされるというのは、実に感慨深いものがあります。