エヴァンゲリオン・ピアノフォルテのDecisive battle(ピアノソロ)採譜中の巻

どうやって弾いてるのか、よくわからなかったのですが、なんとなく採譜できました。だいたい合ってるはず。

音域が広いのと、多声部を弾き分けなければならないので、わかりやすいように3段譜にしました。一番下の段はオクターブ下げて読みます。*1
ポイントは、上記の最後の小節での素早い左手の跳躍。この部分はちょっと大変。ということで、拡大。

ポイントは、低音のE(ミ)がオクターブじゃなくて単音になっていること。
最初から続いている「ミ!ミ!ミ!ミ!シ!シ!」が全部同じではなく、微妙にちょっとずつ変わっています。ここがポイントです。

  • 最低音域での単音(上記の楽譜の冒頭)、
  • オクターブ上を組み合わせる(冒頭からの続き)
  • オクターブ上の音のみ(最後の小節)

この3種類があって、基本的には音楽的な要求でアレンジとして使い分けているんですが、最後の小節みたいな部分は、なんとか弾ききれる範囲にするために、演奏技巧上の都合で単音にしている模様です。

この曲を演奏なさっているのは松本和将先生ですが、先生をしても赤枠の部分はリズムがちょっとヨレてます。
いやあ、これに気付いたときは嬉しかったなあw

冒頭のこの部分が採譜できたら、あとはもうできたも同然なので、頑張って練習しようと思います。あまちゃんのテーマ(下図参照)で、左手の跳躍を練習しまくった成果を見せてやるぜ!ww

※お勉強
こういうふうに、音域が変わってるのに、同じ音域で演奏しているように聞かせたり、メロディとして繋がっているように聞かせる作編曲のテクニックがあります。リストとかラヴェル(←リストの影響)のピアノ曲でよく出てきます。もともとはオーケストラで、楽器を渡り歩く旋律などで使われていたようなんだけど、ピアノみたいに倍音成分が豊富なうえに、倍音関係にある弦をペダルで共鳴できる楽器では非常に効果的ですね。

*1:実際の演奏譜は2段の予定。