http://www.nicovideo.jp/watch/sm23003881 http://www.youtube.com/watch?v=stgvst1qLAY
原曲と似ていなくても機材のせいにできないと思って、一生懸命コピーしました
スネアのエフェクトだけは妥協しましたが、ほかは完コピのつもりです。
解説は動画の中でも書いてありますが、そのほかのエピソードをご紹介。
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- この曲が収録されている高額なプレミアの付いたCDを購入して、聴き比べながら細部を詰めました(涙)
- 「電気的音楽講座」を参考にした、みたいなことを書いていますが、実は今回はまったく聞いていないのです。
- サウンドがシンプルで、音作りの過程を含めてすべて想定できるため。また、あの講座の中で述べられていないことも多く、常々そちらの方が重要ではないかと思っているので、いまさらあれを聞く意味がないと思いました。
- ドラムの音作りに時間がかかってます。
- 当時のYMOの話として、幸宏さんのドラムセッティングが大変で、とかそういうことを思い出したので。
- あと、亡くなった佐久間正英さんの番組で、スネアのピッチはこのくらいで、叩き方はこうで、とか、そういう話を聞いたこともあり、とことんこだわりたくなってしまいました。
- ゲートで余韻を切ったドラムサウンドを作ったのは、実は今回が初体験です。80年代のうちにやっておけ。
- やっとハード音源でドラムにコンプ+EQを付けることができるようになりました。
- SNドラムはチューニングを変えても不自然にならないので、スネアもタムもプリセットよりかなりチューニングを下げてます。
- SNドラムはアンビエンスの量をコントロールができるので、リバーブを使わずアンビエンスだけにして、これをゲートでバッサリ切ると、原曲のニュアンスが再現できます。
- ハイハットはTR-808の音を加工しているようなので、PCM波形(SRX)の中から持ってきました。実はSNドラム音源にはTRシリーズの音がないのです。これもフランジャーがかかってショワショワしてるんですけど、オケに混ざるとよくわからない。
- 右から左に受け流すディレイが使えず憤死。左右にチャンネルを用意して音を飛ばすなんて、原始時代のテクニックですよもう。
- ベースはプリセットだとちょっと問題があったので、結局ゼロベースで作りましたw
- 楽音にノイズが混ざっています。「スコラ・音楽の授業」で教授が明かしたProphet-5のノイズの使い方をパクらせていただきました。ノイズを混ぜたのは下記の音色です。
- SC-88版のデータの流用とはいえ、かなりのパートを弾きなおしていたり、ドラムも直していたり、いろいろと手が入っております。
- ニコニコ動画のほうが高音質です(320kbpsエンコ)
全体的な感想ですが、SNシンセはパラメタがよく整理されていて、音作りがしやすいのが最大の特徴だと思いました。PCMシンセ(XV-5080互換)でも同じようなことができると思いますが、フィルタ特性が違うために試行錯誤が増えますし、波形もパラメタも膨大で、操作が煩雑です。
あと、シンセサウンドはエフェクトが付加されてはじめて楽音になるので、MFXで音色ごとにエフェクトを詰めていけるのはありがたいです。
しかし、プリセットのP5Bass-1を聞いただけで、この曲がイケそうだって気付いた自分もすごいな。思ったよりうまくできたので自画自賛w
アニメ系の曲でないので引いてる方も多いと思いますが、INTEGRA-7はエレキギターの音色がかっこいいことがわかったので、初代ヤマトのワープの曲をやろうと思います。このシンセは効果音も作れるので、ワープの効果音つきが目標w