指揮:河上 隆介
曲目:リスト/交響詩「前奏曲」
モーツァルト/交響曲第36番「リンツ」
チャイコフスキー/マンフレッド交響曲
ホールに入ったらステージ上にハープが2台と、謎のキーボードがありました。(マンフレッド用のエレクトーンでした)
ハープが2台あって、チャイコフスキープログラムだったら、アンコールでアレを期待しますよ。わくわく。
リストの交響詩は、コンセプト的にはロ短調ソナタをオケでやることだと思いました。なので同じこと(人生)をテーマにしています。作曲技法もやっぱり主題変容で同じですが、すっきりまとまっていて聴きやすかったです。でも、短すぎるよね。
リンツは、いろいろ踊ってました。踊る指揮者。楽しいw
マンフレッドは「くどい」という印象があったんですけど、やっぱりくどかった。あと終楽章のフガートのモチーフが本当に気持ち悪くて苦手です。かようにこの曲は、短かく簡潔だったリストの前奏曲とは対照的で、プログラム全体として考えるとかなり良かったと思います(えらそう)。しかしマンフレッド交響曲を生で聴ける機会なんてめったにないと思うし、第一楽章は好きなので聴けてよかったです。
アンコールは期待通り、くるみ割り人形のパ・ド・ドゥ。この曲をですね、このオケで聞きたかったんですよ。ソーファミレドシラソ。シンバルのサイズが小さめで、この曲には合わないかな(大きめのシンバルが合う)と思ったら、ダブルでやってくださいましたw
この曲のあと、さらにアンコールがあったのですが(ロシアのオケだったら「トレパーク」でシメるというお約束があるんですけどw)、マンフレッドの一楽章コーダでした。指揮者の人がすごく楽しそう。たぶん彼が最もこの演奏会を楽しんだと思いますw
ところで、プログラムに来年の演奏会まで予告されてるんですけど、カルミナ・ブラーナってマジすか。(今回最大のオドロキ)