高田馬場管弦楽団 第87回定期演奏会 with フロイデ・コーア・ヨコハマ@ミューザ川崎シンフォニーホールの巻

所用で遅れてしまったのですが、なんとか凱旋行進曲あたりから聴きました。ホール外で聞いていたのですが、とても元気ではつらつとした演奏で、そういえば指揮が横島さんだったなと(笑)。あと歌手の皆さんがとても声が伸びていて、「乾杯の歌」もすごく盛り上がっていました。
後半は「カルミナ・ブラーナ」です。
ミューザ川崎は初めてでしたけど、写真で見るより2回りくらい小さくてステージが近い!自分は1階席の中央あたりだったので、奏者の1人1人の顔の表情まで見えるし、音がぎゅっと圧縮されるホール構造なのかとても迫力ある演奏でした。
カルミナ・ブラーナは、第1曲がすごく有名ですが、合唱+大編成の曲だけでなく、ソプラノ、テノールバリトンと小編成になる曲もあって、とてもバラエティ豊かです。この3人の歌手が、ものすごく良かった。最初にバリトンの人が歌ったのですが、まあ声が出るわ出るわ。テノールの人も高音域の安定感がすごい。ソプラノの人もドラマティコな声質でしたけど、表現は繊細で男性陣との対比があって良かったです。オーケストラの演奏も丁寧でしたが、横島さんがけっこう粘る人で、管楽器の人の息が続かないんじゃないかと、ところどころ心配になりました。最後の押しがすごい(笑)。
2000人クラスの大ホールの割にソリストの声もはっきり聞こえて(1階席だったからかもしれませんが)、オーケストラや合唱とのバランスもよかったです。一斉にドンと演奏する曲は迫力と密度があるのは当然ですけれど、小編成+ソリストの曲も濃密でとても良かったです。あんなに歌えたら気持ちいいだろうなあと思いながら聴きました。