見てきたので備忘録的に。ネタバレしますんで要注意。
- ネタバレ
- なにこのファイナルファンタジー
- 夢の糸守町=夢のザナルカンド?
- 瀧が見ている夢なので、いろいろおかしい。具体的には背景美術の彩度が異様に高いとか。
- メテオならぬティアマト彗星
- なにこのダークグリーン*2
- 最後の15分間くらいは、ハッピーエンドにしろよ、現代で会えなかったら許さんぞ!って思いながら見てました。
- ダークグリーンは相思相愛カップル*3が、どちらも死にはしないものの永遠に離ればなれになるエンドで、ものすごく切なくて、当時の読者にかなりトラウマを残したのです。
- ちなみに、別れてからポロポロ泣き出す流れはダークグリーンそのまんまなのです。「あーこれダークグリーンと同じだやばいぞ」って思って、俺のほうが泣きたくなった。なので、再会できないエンドも覚悟したんだけど、そうならなくて良かったです。ベタな終わり方だけど、あそこは再会させてあげないと、この映画を見た人の心にしこりを残すと思うので、あれで正解だと思います。
- なにこの攻殻機動隊
- 俺とおまえのゴーストが囁きあったのさ(完)
- なにこのファイナルファンタジー
- キャラ
- キャラデザ可愛い。
- 神木隆之介と長澤まさみがうまい。
- その一方で、上白石萌音は最初から違和感があって、終盤でようやく自然になります。
- 入れ替わりのときが特にひどかった。ひどいのにはおそらく理由があって、瀧がどんな男の子なのかさっぱりわからないので、演技のしようがなかったものと思われます。終盤になると、やらなきゃいけないことがもう決まっているから、演技のブレようがなくなりましたけど、最初はどうなるかと思いました。
- 神木隆之介は入れ替わった時もうまいので、さすがだなとしか言えない。かわいいですw
- 瀧がどんな子なのかわからないって書いたけど、神木ボイスってこともあって、どうしても喧嘩っ早いように見えなかったんですよねえ。あれは余計な性格付けだったと思います。
- 三葉も瀧も、学校の友人たちはとてもうまく描けいていたのが印象的でした。
- 演出
- とにかくセンチメンタル。
- 若年層には受けると思いますが、自分のようなスレッカラシには、ただのナルシストのように見えます。
- 大人が描けてないと思いました。
- 瀧の家族を全く描いていないのが気になりました。
- 三葉の家族は3世代ガッツリ描かれていたので、バランスが悪いんですよね。瀧が最初から一人暮らしの大学生なら、ああいう描き方でも全然OKなんですけど、高校生なので。
- なんでシネスコじゃないのだろう、って最初のカットから最後のカットまでずーっと思ってました。流星や彗星の長い尾を描くなら横長のシネスコ画面が最適なのです。しがらみは断ち切って、シネスコにできなかったのは製作委員会の影響でしょうか(穿ちすぎ)。
- とにかくセンチメンタル。
- 製作委員会方式
- ヒロイン声優と音楽を担当したバンドと、なによりこの陳腐なストーリーをゴリ押ししたっぽい。
- ゆえにコアな新海監督ファンにはつらい映画になったかも。