シン・ゴジラ(鑑賞13回目)の巻

先週末、シンゴジラに興味を持ってもらえなかった連れを口説き落として、一緒に見に行きました。

連れは興味を持っていなかったことが幸いしてネタバレを回避できていたので、事前情報ゼロで蒲田くんや内閣総辞職ビームからの背中ビーム(これは連れも完全に想定外だった模様)、無人在来線爆弾など堪能したようです。

自分は通算13回目でしたが、前回からしばらく間が空いたこともあって、新たな気持ちで見ることができました。あと念願の【少し小さな箱でスクリーン全体を視野に入れる状態】で見れたのが嬉しかったです。カメラワークの妙というか、非常にアニメ的で強引なレイアウトだということを改めて実感しました。とにかく電線、電柱を入れたがるし、そのためになんとしても強引にでも変な場所から撮る!というこだわりが変態だなあと思いました。

矢口が最初の頃から徐々に顔が変わっていったり、カヨコも牧教授の情報が迅速に入手できた*1ことで日本側を信頼するようになるのは、なんど見ても気持ちがいいです。
特に好きなカットは矢口の「あれがゴジラか!」となかば陶然としたような表情と、ヤシオリ作戦に出発する直前のやりとり(俺が死んでも君がいるから→おぅ、幹事長なら任せとけ)のカットです。
特に後者は廊下~階段~建物の出口とずっと歩いてるところをカメラが追っかける長いカットで、撮影も大変だと思うのですが、車に乗り込んだところでお付きの自衛官がサッと敬礼するところまで、すべての演技のタイミングが完璧で、文句のつけようがございません。ここでもう完全に涙腺が怪しいので(しつこいようですが13回目)、その先の矢口の演説が感動するのなんのですわ。

まあそんなわけで、全然興味のなかった連れも見終わった後にブルーレイいつでるの?とか聞いてくるありさまでした。あと平日午後2時上映なのに観客が半分くらい入ってて、誰も物音も立てず集中して見てるとか、しかもそれが池袋の映画館だとか、でも池袋にあるまじき客層だとか、いろいろ面白かったです。都内の上映館が減ってきているので、わざわざ池袋まで見に来ている人たちなんでしょうけど、熱心なリピーターが多いのかな。11月3日以降のツイッターにおける#シンゴジ実況祭りの盛り上がりなどを見て、改めてシンゴジラの人気を再認識している次第です。

自分も1つの映画を13回もリピートすることはもうないと思いますが、夢中になれる作品に出会えるというのは嬉しいものなんだなあとしみじみ実感しました。ということで、年内にあと1回くらい見に行くかもしれませんww

*1:タイムテーブルによると、なんと当日中に調査を終えて、カヨコに報告している!