大容量音源でもサクサク動く理由=NVMe SSDの巻

新しいDTM環境で大容量音源がサクサク動いている理由を聞かれたので書いておきます。

NVMeという規格のSSDに音源を入れているからです。

従来のSATA規格のSSDと比較して、NVMeは読み出しが6倍、書き込みが3倍程度に高速化しています。DTMブログを見ると、OSやアプリの入っているストレージと音源は分けろというアドバイスが書かれている事が多いですが、あれは転送速度が遅いハードディスクのケースであり、NVMeのSSDであれば内蔵SSDに音源を入れても問題ないです。最近のPCに搭載されるSSDはほとんどがNVMeになっていて、iMacほかApple製品もそうなっています。

さらに自分は外付けのSSDもNVMeで、音源の置き場所を分散化しています。しかも転送速度が速いThunderbolt 3で接続しています。ここまでする必要はないという話もありますが、そのおかげか音源データの読み込みを待つことなく快適に使えております。またNVMeどうしでは数10GBのデータコピーも1分くらいで終わってしまうので、容量を気にすることなく、気軽にハンドリングできるようになりました。

DTMではストレージの速さが作業効率に直結するので、速ければ速いほどよいのです。ハードディスクを使っている場合は、SSDに乗り換えることで相当なスピードアップが実感できるはずです。