あいかわらずシン・エヴァンゲリオン劇場版の公開日が決まらない日々ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
自分はアダムスの器が気になって仕方がないので、全記録全集を読み直していたのですが*1、そこでいろいろ情報を得ることができました。*2
エヴァ新劇場版:序のラストシーンに登場した、全裸のカヲルくんが入っていた棺の件です。あそこにはあった9つの棺にはぜんぶカヲルくんが入っている(いた)、という情報が全記録全集に載ってました。蓋が開いていた棺は4つです。あらやだ、これでアダムスの謎が解決してしまいました。4体のアダムス=月の棺の中のカヲルが絡んだなにかです。
この9人のカヲルがどこからやってきたか?という答えは容易にわかります。カヲルが旧エヴァの記憶を受け継いでいることから、旧エヴァの最終段階におけるカヲルのクローン、すなわち9体のエヴァシリーズ(量産機)のプラグの中からサルベージしたと思われます。
旧エヴァのラストシーンでエヴァシリーズは自ら槍を刺して機能停止していたけど、それはS2機関の停止であってプラグの中身は残っていますし、サルベージしようと思えばできるはず。サルベージしたのはゼーレでしょう。このゼーレ(死んだはずでは?)とか、ロストナンバーのネブカドネザルの鍵とかいろいろ謎があるのですが、今回は割愛します*3。そしてサルベージした中身は棺の中に入れられて、封印されます*4。残されたガワ、すなわちエヴァシリーズの素体はどうしたんでしょうか?この素体はS2機関を搭載しているので、槍を抜けば復活するでしょうし、エバーの世界で言う神様に等しい存在なんですよ。
「エヴァンゲリオンMarkなんとか」がアダムスの器だというのはもう常識だと思いますが、Mark.06こそ真のエヴァンゲリオンである、というセリフや自律型に改造できるということを考慮すると、Mark.06はS2機関搭載型のエヴァ、すなわちエヴァシリーズの素体を転用したものと考えるのが自然で、4体のアダムスの正体もこいつらと考えると辻褄が合います。
元がエヴァシリーズだとすると、頭を吹き飛ばしても平気で復活する特性も説明が付きますし、槍の形を変えられることも説明が付いてしまいます。そうか、そういうことだったのかリリン!!
さて、先に書いたように旧エヴァのエヴァシリーズは9体でした。セカンドインパクトを起こしたアダムスは4体、アダムスの器として新劇場版に登場したエヴァはMark06、09、第13号機(2体使用)ですから、残りは1体ということになります。これがシン・エヴァンゲリオンに登場するであろう、エヴァンゲリオンMark.10です。
🏮#ぼんぼり祭🏮
— 株式会社カラー (@khara_inc) 2020年8月6日
今年も鎌倉・鶴岡八幡宮で開催の「ぼんぼり祭」に庵野秀明・安野モヨコ直筆のぼんぼりが飾られています。
開催は8月6日~9日まで。
現地へ行かれる際は感染症対策をしっかりと、気を付けてお越しください。https://t.co/d6qpcuq83C#エヴァンゲリオン #エヴァ pic.twitter.com/AgnW2wuyhf
補足
- 新劇場版でセカンドインパクトを起こしたアダムスが4体だけというのがポイントです。旧エヴァでは9体で「いささか数が足りないが、まっいいか」みたいに言われていたのに、その半分以下の数しか用意していないから南極を中心とした南半球しかコア化されなかったと思われます。
- 新劇場版では未だにセカンドインパクトの原因(目的)が明かされていません。旧エヴァではテレビ版の第弐拾壱話「ネルフ、誕生」でセカンドインパクト前後の様子がかなり詳しく描写されていろいろなことが判明しましたが、これがシン・エヴァで明かされないと謎解きの上ではかなり困ったことになります。といっても、目的は旧エヴァと同じく使徒の覚醒を遅らせるためでしょう。
- エヴァ破で前触れもなく登場した死海文書外典に書かれていたのがMark.06を含むアダムスの器や神殺しの船ヴンダーのことと思われます。そしてゲンドウたちはMark.06建造の様子を視察したあとででゼーレの本当の目的を知ることになりました。