シン・エヴァンゲリオン劇場版を朝イチから3回ほど見てきました。
今回は軽い感想と、シンエヴァのススメという趣旨で書きます。詳細なネタバレは避けますが、何を書いてもネタバレだという話もあるので読みたくない人はスルーしてください。
(ちょっとあけます)
- 総括
実はQの時点で「次はこうだろう」と想定していた内容に近い流れだったのですが、それを上回るところがあまりにも多かったです。想定していた内容とは、新劇場版は碇シンジの物語なので、最後はシンジが主体的になって事態に収拾をつけるということです。その中にはゲンドウとの確執の解決をはじめいろいろあるんですが、すべてに対して1つずつ決着を付けていきます。Q終了の状態からお話が始まるので、そりゃ2時間半かかりますよw - 観客の補完
Qでの意味不明な描写や伏線がことごとく回収されていきますので、Qが不満だった人も見ていただきたいです。 - 泣ける
ツイッターなどでも泣けるという感想が多いのですがエモーショナルな描写が多く、いちいち泣けます。庵野作品というか、映画を見てこんなに泣いたのは初めてです。アバンタイトルのパリでの戦いに続き、ネットで事前公開された赤くコア化した大地の上を放浪するシンジたちのシーンが挿入されますが、その直後の場面ですでに泣き出す人が大勢いました。パンフレットの声優さんのインタビューも概ね「脚本を読んだり演技中に泣いた」だらけです。 - 劇伴(BGM)が過去最高に良い
序破Qも劇伴はどんどん良くなっていったのですが、今回は図抜けています。サントラ3枚組でもわかるように、けっこうたくさん音楽が流れます。自分はエヴァの音楽本を出すくらい劇伴を聞いてきましたし、お約束のクラシック音楽からの引用もあって、知っている楽曲が来ただけでブワッと涙が溢れてしまうシーンがいくつもあって参りました。 - 回顧と総括
庵野秀明といえば過去作品の回顧的パロディが身上だった時期もありましたが、今回もいろいろ回顧した上でエヴァゲリオンという作品を総括するので、せめて新劇場版:序破Q、可能であればTVアニメ版~旧劇場版(Air・まごころを、君に)、余裕があれば貞本版まで履修の上で見ていただくと、感動もひとしおだと思います。ちなみに劇伴も回顧的な要素が多くて、過去作品のサントラをよく効いていた人ならアレンジが似ていたりすることに気づくと思います。3.0+1.0という表記が最もよく理解できるのが、過去作品の劇伴が絡むシークエンスなのです。 - 鉄ヲタ歓喜
「その描写いる?」というようなマニアックな鉄道描写だらけです(笑)