Prophet-5 Rev.4 を買いましたの巻

ちょっとお安くなっていたので、思い切って買いました。

音を出し始めてすぐ同時発音数が足りないことに気づいて(いまさら)、「しまった、Prophet-10にしておくべきだったかも」と思いましたが、それは両手でピアノを弾くようなプレイをしていたためでした。そういうことはProphet-5は本来は苦手ですから、実際はあまり問題ないです(広い音域で使えるサウンドではない)。

鍵盤はFATORのタッチセンス付き軽量キーボードで、以前のProphetのキーボードを知っている自分としては違和感があります。

FATORは白鍵と黒鍵のタッチ感がまるで違うので、もともと好きではありません。しかしこのProphet-5 Rev.4はベロシティでの音量&音色の変化具合やアフタータッチの効き方が憎らしいくらい音楽的で、弾いていてめちゃくちゃ気持ちいいんですよ(笑)。アナログシンセでこんなに自然なベロシティ変化ができるんだ!と驚きました。これは俺が知ってるProphetじゃないです。ベロシティを生かしたプレイはとても想像力を掻き立てますし、演奏表現の可能性を広げる機能追加です。楽器としての完成度をさらに高めたと感じています。

昔のProphetのプリセットは確か40音色でした。今回は200で、JAPANのTIN DRUMで使われた音色も入っていました。

いまさらこのシンセを買った理由は、ソフトシンセの高域に物足りなさがあったからです。u-he REPRO-5なんかフィルターの感じはすごくProphetに似ていると思ったのですが、カットオフを下げると高域がガッツリ削られて地味な、鼻詰まりのような音色になってしまいます。

そしていざ実機を弾いてみると、記憶していたよりもずっと高域の音圧がありました。この感じがソフトシンセでは出せなかったのだ、と実感した次第です。

チューニングはまずまず安定しています。自分が以前使っていたRev.2はすぐにピッチが狂うので頻繁にチューニングしなければならず不便でしたが、Rev.4はかなりマシです。