ショパンのノクターン2番を演奏してUPしましたの巻

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宇宙戦艦ヤマト2205新たなる旅立ち 前章でBGMとして使われたショパンノクターン2番を演奏してUPしました。

ノクターン2番は高校生の頃から弾いてはいました。しかしとても公に出せるレベルではなかったので、もう一度楽譜を読み込むところからやり直して、しっかり練習しました。後半の表現は早めに固まったので、どうやってそこに持っていくか?というところがポイントでした。

なかなかうまくいきませんでしたが、浅田真央さんの演技が参考になりました。彼女の演技は動作に緩急があることと、丁寧に曲調の変化を捉えた細かな表現が随所に盛り込まれていて情報量が多いことが特徴です。にもかかわらず、全体の流れがよく、最初の滑り出しから最後のスピンまで、演技の呼吸が途切れず、一筆書きのようにつながります。

ピアノ演奏では、音符が少ないと演奏表現の情報量を増やすのは容易ではありません。しかし、連続する音を同じ強さで弾かないこと(わずかに強弱に変化を与える)、左手のバスと和音で和声進行を丁寧に表現すること、など音楽を構成する要素を一つずつしっかりと理解して、演奏表現を積み重ねていくことで情報量と密度を上げることができると思います。その試みがこの動画の演奏になります。まだまだ未熟で、やっぱりショパンは難しいということを改めて認識することになりましたが、弾いてよかったなと思っています。