SIGNAL CASIOPEA + Synchronized DNA の巻

CASIOPEAは一時期いろいろな曲をコピーしていたし、コピーバンドをやるほどのめり込んだのですが、マンネリ感があったので離れてしまいました。その離れていた時期に出たのがこのアルバムです。

Synchronized DNAはDNAレベルでシンクロしていると評判になった神保彰x則竹裕之によるツインドラムユニットです。このユニットが結成されたときのニュースはフュージョン界隈から離れていた自分にも伝わってきていました。ただツインドラムはサウンドが重くなりがちという先入観があったので自分はあまり好きではなく、興味も持てませんでした。

そんなわけで、去年からまたCASIOPEAを聞き始めて、2期の後半を中心に未購入だったアルバムを買い揃えるなかで、このアルバムは最後のほうで入手しました。

結果、ツインドラム=重いという自分の先入観を軽く蹴散らすスピード感あふれるプレイに圧倒されました。2人のドラムが左右のスピーカーに振り分けられるのですが、本当に見事なアンサンブルになっています。単純にドラマーが2人いるのではなく、ドラマーの手足が4本ずつになったようなプレイや、2人が互いに会話するようなプレイの連続で、ものすごく情報量が多く圧倒されるのです。それも力技でなくて、むしろ力が抜けた軽やかで、とても爽やかなサウンドです。

楽曲も気合いが入ったナンバーが並んでいて、久しぶりにCASIOPEAの愛聴盤が増えました。

このメンバーによるライブDVDも入手しているので、いまから見るのが楽しみです。