音楽図鑑 - 近況報告

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コミックマーケット94にサークル参加しますの巻

8月11日(土曜)東5ーホ29a コスモピアニスト です。

エヴァ新劇場版の劇伴解説本と、さらばヤマトの劇伴解説本を予定しています。いままで出した本(魂の変奏曲)のような楽曲分析だけの本ではなくて、音楽演出にも焦点を当ててます。

というわけで、よろしくおねがいします。

おっさんずラブ主題歌・BGM スキマスイッチ Revival を演奏してUPしましたの巻


おっさんずラブ主題歌・BGM スキマスイッチ Revival を弾いてみた:楽譜付き

最終回が良かったので、劇伴で使われた主題歌のピアノソロバージョンを採譜して弾きました。セリフでよく聞き取れず適当になってしまった部分があり反省(原曲を参考にすべきだった)。

この曲は、メロディは夜空ノムコウで、アレンジはミスチルで、でも歌詞やコード進行は槇原敬之っぽいとか(かなりセンチメンタル)、いろいろな要素が感じられて面白かったです。オリジナルは不完全終止で微妙な余韻がありますけれど、このピアノソロ版はしっかりトニックで 終わります。

Blu-rayが発売になるということでみなさん大喜びしていますね。副音声も入ってるとか、一昨年の単発ドラマも収録されるとか、わかってらっしゃる仕様がいい感じです。

シャルル・リシャール=アムラン ピアノリサイタル@ミューザ川崎の巻

曲目は以下の通り(全部ショパンです)。

アンコールはバッハのアリオーソ(チェンバロ協奏曲第5番へ短調より第二楽章)、ショパンの別れの曲でした。

弾き込んである曲と、そうでない曲に差があるように思いました。弾き込んであると思った曲は、英雄ポロネーズ、バラード3番・4番で、スケールの大きな演奏で感動しました。弾き込んでいない曲の出来が悪いというわけではなくて、コントロール優先の演奏になってミスが少なく完成度は高いのですが、その反面、思い切りの良さやスピード感がわずかに欠けるように思えました。

宇宙戦艦ヤマト2202 第五章 煉獄篇 19話の新BGMを演奏してUPしましたの巻


宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇 新BGM 宇宙を壊す愛のテーマを弾いてみた:楽譜付き

 

さっそく弾いてしまいました。練習しているときからしみじみいい曲だなあと思いました。でもいざ録音するとなると演奏表現はこれでいいんだろうか?とかちょっと考えました。音符が少ないので1つ1つの音をかなり吟味して鳴らしたつもりです。意識的に左手を先取りしたり、旋律のルバートなどをやってみましたが、いかがでしょうか(汗)

音楽的にはもう本当に泰先生降臨という感じ。素直にまっすぐ音階で降りずに増8度降りて半音階で上がって、改めて7度戻すという屈折したメロディラインが生み出す感情表現が素晴らしいです。この曲が流れた最後のセリフが、煉獄の行き着く先なのですが、ズォーダーはなぜこんなことをやっているのか、明らかになるのをひたすら待ちます。

宇宙戦艦ヤマト2202 第五章 煉獄篇は絵コンテ付きの特別限定版Blu-rayを買うべきの巻

18話のノーカット版の絵コンテが付いてきます。これがとても大事。コンテ段階で半パートくらい(10分以上)尺がオーバーしていたそうで、キャラの芝居が大量にカットされています。絵コンテを読むと18話の印象がガラッと変わるので、ぜひ絵コンテ付きの特別限定版Blu-rayをお求めください。

その18話に流れた新劇伴を採譜中でございます。また泰先生が憑依してるんじゃないかと思うような、とにかく泣ける宮川メロディです。

ヤマト2202は、第二章まであまり劇伴の使い方が良くないと思っていたんですけど、第三章の9話で音楽に合わせた演出をしたあたりからガラッと変わって、非常に良くなったと思います。第四章の13話、今回の第五章の15話、18話などの劇伴は本当に素晴らしいです。15話で「デスラー孤独」という楽曲が、アベルトだけでなくもう一人のデスラーに対しても使われたときは、さすが吉田さん!*1って思いました。初日舞台挨拶では、劇伴はシナリオを読んだ段階で決まってしまうとおっしゃってましたが、旧作が血肉になっていれば当然かと思います。

*1:音響監督

ピアノリハビリの巻(3)

  • スケール練習は苦手な調性のみに限定する。
    相変わらずロ短調変ロ短調は苦手だけど、あわてないあわてない。
  • 手を広げる練習はエオリアン・ハープの冒頭4小節だけを繰り返すという手抜き方式。
  • 手を広げるストレッチはピアノに向かわないときもときどきやる。
    右手のほうが広がりにくくて困っていたけれど、月光ソナタ第一楽章の9度が確実に掴めるようになってきたので、病的に筋肉が固縮していたわけではなさそう。ホッと一息。
  • 革命のエチュードをさらう。以前発表会で弾いているものの、譜読みが抜けていて丁寧にやりなおし。1週間で主部はけっこうしっかりしたタッチで弾けるようになってきたので、真面目に練習してレパートリー化をめざします。さすがに以前よりは解釈が進歩しているけれど、それを表現するだけの技量はまだない。
  • 右手の練習はひとまず弾いたことがある月光第三楽章か、幻想即興曲がいいかなという感じ。本当はもう少し強度を上げたいところ。あと革命を一生懸命練習していたので左手のほうがリハビリが進んでいて、差がついている。
  • もう少しリハビリが進んだら、平均律集に取り組みたい。
  • 「まき」って入力したら「牧春」って出てきたお。

GODZILLA 決戦機動増殖都市の巻

第二作ということで、地球に降下したメンバーを中心とした人間ドラマが主体のストーリーでした。みなさん利己的で自分のことしか考えていないクズだらけで、とても良かったです。

特に、主人公はゴジラから地球を取り戻すため、と言ってますけれども、地に足が付いていない子供っぽさがあって、ずるい大人たちにいいようにコントロールされてしまいます。このあたりの展開がうまいと思いました。

ただ、破壊された地球があって、大人(異星人)の勢力が2つあって、その間で揺れる地球人の青少年という図は、真・女神転生シリーズそのものです。相変わらずオリジナリティに乏しい虚淵脚本でした。また、終盤の大規模な戦闘シーンは第一作のやり直しで(戦術が同じだから仕方がない)、冗長に思えました。

以上のような瑕疵があるものの、些細な問題に過ぎません。最初から最後まで、ガチムチ野郎系種族と細身イケメン種族の間で揺れ動く主人公像を丁寧に描いていたので、腐ったBL的観点から見ても、腐った視点でない作劇として見ても心を打たれるものがありました。

自分はかように高評価ですけれども、腐った視点を取らない一般の人から見ると、ガチムチ種族は唯物的すぎるし、イケメン種族は宗教的すぎるという両極端なので、どちらかに肩入れすることができず、解釈に苦慮すると思います。もっとも、その苦慮こそが人間的な思考であり、制作者が狙ったテーマではないかとすら思います。

続編がどうなるかわかりませんが、やはり揺れ動くのが人間の本質だと思うので、物質と精神のどちらかに偏るのではなく、女神転生で言うところのニュートラルルートを進んでほしいなと思います。ニュートラルルートは明示されていませんが、暗示はされていたと思います。