宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち BGM 自動惑星ゴルバを演奏してUPしましたの巻

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ヤマト2205の公開も迫ってきたところでこの曲をUPしました。
採譜は5月には終わっていて、構成も平易なので楽勝かなと思っていたところ、下記のフレーズでものすごく苦労することになりました。

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この三連符を打ち込みのまま演奏するとすごく不自然なので、微妙にずらしたり、テンポをいじったり、いろいろ試行錯誤してカッコよく聞こえるように作り込みました。

ほかにもいろいろ苦労したところはあったと思うんですが、三連符があまりにも難儀だったのでどうでもよくなってしまいましたw

なおYouTubeには4KでUPしています。2Kだとオケ譜の画像がつぶれてしまうけど4Kなら大丈夫です。

 

使用音源

弦:LASS
金管:EW Hollywood Brass Opus
木管:VSL SYnchron'ized Woodwinds、ピッコロのみHollywood WW Opus
ドラム:NI Kompleteの何かw
タンバリン、シロフォン:Hollywood Percssion Opus
効果音:YAMAHA reface CS

シン・エヴァンゲリオン解説:そして少年は神話になるの巻

ツイッターはてなブコメでも書いてきたのですが、ブログにまとめておきます。

シン・エヴァンゲリオンでのシンジの決着の付け方は、SF作品としてはかなり王道です。エヴァの世界は何度もループしていることが示されましたが、その特異点となっているのがシンジです。シンジを特異点たらしめた要素は、エヴァやカヲルやユイなので、これらを世界から消去するのがループからの離脱条件になります。シンジはエヴァのない世界を望み、ヴィレの槍を使って自分自身もろともエヴァを消して世界の再創造を行おうとします。

しかしユイがそれを阻止して、ユイとエヴァが抹消されることになりました。ユイもエヴァも神なので、まさしく神殺しです。また、ユイとゲンドウはシンジの両親でもあるので、少年が大人になるための通過儀式である親殺しも兼ねることになります。このあたりまでは物語としては極めて王道の展開だと思います。

世界を作り直すと、作り直される前の世界(これがイマジナリーな世界として提示される)にいた特異点は世界もろとも消滅してしまいます。つまりシンジも消えてしまうのです。そこで登場したのがマリです。マリが消えゆくイマジナリーな世界からわれわれ視聴者のいる世界にシンジを連れ出すことで、シンジの消滅を阻止しました。これにはびっくりしましたね。でもユイから託されていたかもしれないとか、いろいろ想像の余地がありますね。

ネオンジェネシスの儀式が完了したあとで、ヴィレのクルーやアスカは第3村に戻ったことが示されています。第3村は再創造された新しい世界で存在しているのです。そこではアスカやケンスケやトウジたちはシンジが帰ってくるのをいつまでも待っていると思います。そして長い長い時間が経過したのち、世界を創造した少年のことが神話として語り継がれるようになるでしょう。

エヴァ新劇場版では残酷な天使のテーゼが使われませんでしたが、そのストーリーはまさにあの歌詞のとおりだったというわけです。

 

以下余談。

自分はシンエヴァの決着の付け方をずっと考えていましたが、エヴァとユイだけでなくカヲルとリリスも消去しないと解決しないと思ってました。実際、旧劇場版ではアダムを取り込んだリリスは最後に崩壊して終わっていますので、同じような描写があると思っていたんです。ところが登場したのはエヴァンゲリオン・イマジナリーですよ。こんな隠し玉を用意しているとは思わなかった。しかもエヴァイマジナリーちゃん、崩壊する直前にも笑ってるように見えるのよ。

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こういう細かな演出がシンエヴァを後味のよい映画にしているんだろうなと思います。

Prophet-5の使いこなし:その1 WHEEL-MODによるノイズモジュレーションの巻

ねんがんのProphet-5を入手したので備忘録を兼ねて使いこなしをメモしていきます。今回はWHEEL-MODによるノイズモジュレーションです。

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WHEEL-MODはメインパネル左下のセクションになります。

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モジュレーションのソースとしてLFOとNOISEを使うことができます。
LFOでオシレータのFREQをモジュレーション(変調)すればビブラートになり、PWをモジュレーションすればPWMになります。これはProphet以外シンセでも対応している機種が多いです。

ノイズでオシレータやフィルターを変調できるのがProphetの際立った特徴になります。ノイズで変調することで、サウンドにザラッとしたテクスチャを付与することができます。これはノイズをそのまま鳴らしたときとはまったく質感の異なる音色です。ノイズは波形がランダムなので、LFOによる変調と違って周期性のない変調になるところも大事なポイントで、変調感がめまぐるしい速度で変化したり、音程が微妙に調子っぱずれになるなど、面白い効果をもたらします。

WHEEL-MODは、名前の通りモジュレーションホイールを操作することで変調の深さをコントロールします。リアルタイムにホイールを動かすことでより効果的になります。

ちなみにYMOのBGMというアルバムにおいて、坂本龍一さんが関わった曲でノイズモジュレーションが多用されています。

  • Music Plans
    歪んだシンセソロ(歪感がまさにノイズモジュレーション)
  • Happy End
    最初から最後まで鳴ってるノイズまじりのシーケンス音
  • 1000 KNIVES
    Aメロ、Cメロ(ノイズモジュレーションと、普通のノイズを混ぜている)
  • U・T
    中盤から登場するストリングス系の音色。ザラッとした質感はフィルターをノイズモジュレーションすることで作り出します。
  • Camoufrage
    主メロ(これは誰でも分かるでしょう)

なお戦場のクリスマスのメインテーマのイントロで三連符で鳴っているフレーズもProphet-5の三角波をノイズモジュレーションしたものです。このサウンドをどうやって作ったのかずっとわからなかったんですが、実機を入手して謎が解けました。

Prophet-6にはWHEEL-MODセクションはなく、その機能がLFOセクションに統合されています。LFOのランダム波形を最高速で使うとノイズになるので、ノイズモジュレーションが可能ですし、PWMもできるんですが、1つのセクションで賄うため自由度は劣ります。ただ、このような機能をLFOセクションに統合するのはシンセの設計としてはむしろ一般的で、Prophet-5のようにノイズモジュレーションを独立させている機種のほうが珍しいです。

Prophet-5 Rev.4 を買いましたの巻

ちょっとお安くなっていたので、思い切って買いました。

音を出し始めてすぐ同時発音数が足りないことに気づいて(いまさら)、「しまった、Prophet-10にしておくべきだったかも」と思いましたが、それは両手でピアノを弾くようなプレイをしていたためでした。そういうことはProphet-5は本来は苦手ですから、実際はあまり問題ないです(広い音域で使えるサウンドではない)。

鍵盤はFATORのタッチセンス付き軽量キーボードで、以前のProphetのキーボードを知っている自分としては違和感があります。

FATORは白鍵と黒鍵のタッチ感がまるで違うので、もともと好きではありません。しかしこのProphet-5 Rev.4はベロシティでの音量&音色の変化具合やアフタータッチの効き方が憎らしいくらい音楽的で、弾いていてめちゃくちゃ気持ちいいんですよ(笑)。アナログシンセでこんなに自然なベロシティ変化ができるんだ!と驚きました。これは俺が知ってるProphetじゃないです。ベロシティを生かしたプレイはとても想像力を掻き立てますし、演奏表現の可能性を広げる機能追加です。楽器としての完成度をさらに高めたと感じています。

昔のProphetのプリセットは確か40音色でした。今回は200で、JAPANのTIN DRUMで使われた音色も入っていました。

いまさらこのシンセを買った理由は、ソフトシンセの高域に物足りなさがあったからです。u-he REPRO-5なんかフィルターの感じはすごくProphetに似ていると思ったのですが、カットオフを下げると高域がガッツリ削られて地味な、鼻詰まりのような音色になってしまいます。

そしていざ実機を弾いてみると、記憶していたよりもずっと高域の音圧がありました。この感じがソフトシンセでは出せなかったのだ、と実感した次第です。

チューニングはまずまず安定しています。自分が以前使っていたRev.2はすぐにピッチが狂うので頻繁にチューニングしなければならず不便でしたが、Rev.4はかなりマシです。

エヴァンゲリオンで使われたクラシック曲一覧(完全版)の巻

エヴァンゲリオンシリーズで使われたクラシック曲の一覧です。これで全部だと思うんですが、抜けや間違いがあったらご指摘よろしくおねがいします。

1.TVアニメ版
バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番より前奏曲(第拾伍話「嘘と沈黙」)
メンデルスゾーン 真夏の夜の夢より結婚行進曲(同上。ちょっとだけ流れる)
ヘンデル メサイアよりハレルヤ・コーラス(第弐拾弐話「せめて、人間らしく」)
ヘンデル メサイアより「ほふられた子羊こそは」(同上)
ベートーヴェン 交響曲9番第四楽章(第弐拾四話「最後のシ者」)

2.旧劇場版DEATH & REBIRTH予告編
ヴェルディ レクイエムより「怒りの日」

3.旧劇場版DEATH & REBIRTH/Air
バッハ ヴァイオリンパルティータ3番よりガヴォット
パッヘルベル カノン
ベートーヴェン 交響曲9番第四楽章
バッハ 管弦楽組曲3番より「Air

4.旧劇場版 The End of Evangelion まごころを、君に
バッハ=マイラ・ヘス編 主よ、人の望みの喜びよ

5.新劇場版
フェルナンド・ソル モーツァルトの「魔笛」​の主題による変奏曲 (新劇場版:破)
ベートーヴェン 交響曲9番第四楽章(新劇場版:Q)
バッハ 主よ、人の望みの喜びよ(シンエヴァ
Joy to the World(もろびとこぞりて)(シンエヴァ
モーツァルト Ave verum corpus(シンエヴァ

シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| のBGMを演奏してUPしましたの巻:その7 tema principale: piano dedicata ai maestri

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シンエヴァでシンジがケンスケの家を飛び出して放浪する場面で流れた曲を演奏しました。

昨年のセールで買ったHans Zimmer Pianoという音源を初めて使いました。数百GBもの容量のゴージャスな音源で、どっしりした低音が出るのでこういう重めの曲にはぴったりではないかと思います。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| のBGMを演奏してUPしましたの巻:その6 paranoia

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エヴァ2号機&8号機が出撃して、エヴァインフィニティやMark.07なんかと戦うシーンの曲です。エヴァQの "Gods Gift" の派生曲で、シンセサイザーのシーケンスフレーズが使われるのが特徴的です。音楽的には無調というか、EマイナーとAマイナーの複調っぽい状態です。オーケストラが入っているところは減五度音程がモチーフになっていますので、採譜は割と容易でした。ギター、シンセ、パーカッションなどの音をできるだけ似せるように努力しています。作業時間の大半が音作りで、意図的に音質を悪くしたパーカッションはチューニングを1オクターブくらい下げているものが多いです。
オーケストラは発売されたばかりのHollywood Orchestra Opus Editionを大々的に使いました。ヴァイオリンやトランペットがかなり高音域まで出せるようになったのでよかったです。

 

※使用楽器

  • シーケンスフレーズ
    reface CS(ポルタメント付きの音)、Nord Read 4、Obsession
  • PAD
    Dune 3(しかし使ったのはDune 2の音)
  • ギター
    Electri6ty(なんだかんだで8トラックくらい)
  • 打楽器
    DAMAGE、DAMAGE 2、Hans Zimmer Percussion、LA Modern Percussion
  • オーケストラ
    LASS(コントラバスのみ)、Hollywood Orchestra Opus Edition
  • 合唱
    Hollywood Choirs