2008-01-01から1年間の記事一覧

マウリツィオ・ポリーニのショパン新譜の巻

CD

買いましょう。第一印象が「とうとう変わりやがったか、このオヤジ」。しかも良い方向性です。 ピアノ・ソナタ2番の第一楽章のリピートでGraveまで戻った瞬間に、「あ、やりやがった(ニヤリ)」という感じ。若い頃に録音したときとは解釈が違うどころか、…

今年も終わりの巻

年末という実感が皆無のまま12月下旬に突入しました。この日記にはあまり書いていなかったのですが、今年は「ケータイ捜査官7」に萌えまくり、ソフトバンク謹製のフォンブレイバー7(本物)を購入する寸前までイッちゃってたりして、いろいろヤバかった…

ルパンのBlu-rayはフィルムグレインが強い?の巻

マモー編とカリオストロの城のブルーレイが出たので買ったのですが、イマイチ画質が良くありません。フィルムグレインのようなノイズ成分が盛大に乗ります。カリオストロでこの程度だとすると、ブルーレイ化する価値がありそうなのは1984年以降の大判セ…

レント・コン・グラン・エスプレッシオーネの巻

ドラマ「風のガーデン」*1の影響で練習をはじめてしまいました。難易度が低いので今日1日でほとんど弾けるようになってしまったのですが、われながら上手いなあ、とか感心しながら弾いてる図はなかなかキモイと思います(汗)。まあでも、予想通り左手のア…

機動戦士ガンダムOriginの巻

三つ子の魂百までじゃないけど、安彦さんって30年前にTVシリーズをほとんど描けなかったことがそんなに悔しかったのか、としみじみ実感するほどの異様な情念が伝わってくる漫画です。あと戦闘シーンがつまらなくて*1、人間ドラマの方がずっと面白いとい…

超人ロック「エピタフ」の巻

めでたく第2巻発売です。第1巻では「はいはい謎の大臣ブリアン・ド・ラージュ編ですね。了解了解。」とワクテカしていたのですが、第2巻に至って、実は例のSpecial編「カル・ダーム1世」の続きそのもの、つまりマイノック・サーガの一部でもあるというこ…

ネルソン・ゲルネルのショパン・バラード集が素晴らしかったの巻

CD

実はショパンはすっかり食傷気味で、演奏会などプログラムにショパンが入っているだけで聴く気がなくなったりする今日このごろです(おいおい)。ですが久々に感動したCDに出合ったのでご紹介。ネルソン・ゲルネルのバラード集です。ワルシャワのショパン協…

ウィーンフィルとムーティのチャイコフスキーの巻

NHKの「芸術劇場」で放映されたものを視聴しました。予想以上に丁寧で繊細なニュアンスに彩られた演奏でとても感心したのですが、とにかくロシアの音楽になっていなくて違和感が強かったです。これは以前、ゲルギエフ指揮のラフマニノフとチャイコフスキーを…

ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィル@横須賀芸術劇場の巻

プログラム チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲第1番(独奏:庄司紗矢香) チャイコフスキー 交響曲第6番 感想 またあとで加筆しますが、とりあえず備忘録的に感想をメモメモ。 紗矢香たんが、ものすごく可愛い。指揮者&オケの男性連中がメロメロになる…

肺がんってすごくこわいんだよ、の巻

医療系職業の端くれとしていろいろ怖い病気のことを調べてきたのですが、肺がんって本当に治りません。ガンは、治らない=死です。それも3年以内とかそういう短期間に、確実に訪れる死です。*1肺がん以上に予後の悪いガンって、あまりありません。ぱっと思…

TK氏と借金の巻

いつか氏について論評しようと思っていたのにこんなことになってしまって(汗)。昔から借金の多い人ということで業界的には有名だったのですが*1、それだけお金を貸してくれる人がいたということでもあります。氏を食い物にしていた銀行屋さんたちは、いま…

ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィル@サントリーホールの巻

プログラム チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:デニス・マツーエフ) チャイコフスキー 交響曲第5番 感想 またあとで加筆しますが、とりあえず備忘録的に感想をメモメモ。 マツーエフ、身体もでかいが音量もバカでかい(笑)。 大音量時の迫力…

今年の秋の花粉症は、けっこうつらいの巻

くしゃみや鼻水といった鼻の症状はそれほどでもないのですが、目と顔面カユカユ症状が酷いです。どっちもステロイドのお世話になることを真剣に考慮するレベルになりつつあって、それでもガマンしているのはとりあえず睡眠の妨害にはならないからです。いろ…

ミッシャ・マイスキー チェロ・リサイタルの巻

所沢ミューズ・アークホールにて。 プログラム バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 バッハ 無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 バッハ 無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 バッハ 無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調よりプレリュード(アンコール) バッハ 無伴奏…

名曲探偵アマデウス:ラ・カンパネッラの巻

なにげに面白くて、毎回欠かさず見ています。あとゲスト出演者の人選が上手いですよね。天才外科医の風間トオル*1とか、あまりにハマっていて感心します。問題は主役で、こいつのどこが探偵なんじゃ?と皆さんツッコミを入れていると思いますが、ついつい一…

今年も秋の花粉症の巻

毎年恒例、10月の花粉症が発症しました。今年は比較的軽症かな〜と思っていたのですが、今日は顔や目が真っ赤になったりして、いつもどおりの辛さでございます。セイタカアキノキリンソウも絶賛開花中です。ということで、明日は病院に行って薬もらわなく…

ヴィオロンチェロ・ダ・スッパラの巻

最近、古楽器愛好家の間で話題になってる「バイオリン式にクビの下に抱えて弾くチェロ」です。こんなサイズですが、かなり低音域まで出る模様。バッハの無伴奏チェロ組曲は、本来はこの楽器のために書かれているという説もありますね。 というわけで、スッパ…

ショパンエチュード見直し中の巻

難易度が比較的低い曲はすでに弾けるようになってしまったので、むずかしめな曲をさらっておこうと、重い腰を上げました。きちんと譜読みしたので、10段階難易度も設定します Op.10-1(難易度=9) ところどころ非常に危険な(弾きにくい)小節があるので…

L change the World の巻

DVD

ひ…ひどい。ひどすぎる。ネット上に「駄作」の評価が飛び交っていたので覚悟して観たのですが、これはひどい。駄作というより、陳腐といったほうがいいかも。特に企画・ストーリー・脚本が陳腐。「ウィルスは細胞周期以上の速度では増殖できないだろ常識で考…

ばばかん雑感追記の巻

プログラムに第九の歌詞(原語&日本語訳)が載っていたのは非常に非常によかったです。いろんな演奏会で第九を聴きましたが、歌詞が配られたのは初めてでした。クラヲタの端くれとしてこの曲の歌詞は覚えてるのですが、内容はあやふやだったりするので*1、…

高田馬場管絃楽団第72回定期演奏会の巻

プログラム ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガーより ベートーヴェン 交響曲第9番 @杉並公会堂大ホール 雑感 クソ暑いのにワーグナー。クソ暑いのに第九。何考えてるんだかわかんない。でも、ワーグナー終わった瞬間の、後ろに座ったオバチャン…

セミが増えてきた(汗)の巻

御茶ノ水近郊の話題ですが、今日になっていきなりセミ(成虫)が増えたんです。いったい何があったんだろう。どきどき。

ちょっと体調が悪いの巻

あまり泣き言を書かないようにしているこの日記ですが、体調変化くらいは書いておいたほうがあとあと読み返すときに過去データとして参考になるかもと思い、書くことに。 少し冷静に分析すると、エアコンによる自律神経失調症(体温調節機能の乱れ)の可能性…

捻挫しましたの巻

24日(木曜)、振替休暇だったので漫画喫茶に行ってダラダラと時間を過ごし、さて帰るべ〜とビルの階段を降りた…つもりが足を踏み外して3段ほど落下。右足首を思い切り捻ってしまいました。かなりの衝撃があったし、その瞬間は息が止まるくらい痛かったので…

演奏家の旬についての巻

アルゲリッチのDVDを見ていて思ったのですが、この人ってやっぱり80年代初頭あたりまでが旬だったのかなと。フレージングとか、タッチのニュアンスとか、ひとつひとつはわずかな差異なのですが。演奏全体から伝わってくる雰囲気とか才覚とか、色とか、…

崖の上のポニョの巻

見てきました。ストーリー=×、音楽=×、演出=上々、映像=上々、というところです。お金を払ってみるのが腹立たしいような話なのですが、なにしろ映像のイマジネーションは相変わらず凄くて、大画面で見てよかった〜と思えるシーンがいっぱいなので評価が…

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番練習開始の巻

エマールの番組を見ていて「今の自分なら弾けるんじゃないかな?」と思ったので譜読みしてみました。その結果、技術的に演奏困難な箇所は特になく、ポリフォニーにしても終楽章のフーガをきっちりさらえば大丈夫かなという感じで、練習すればかなりいい感じ…

ピアノ・ルネサンスのスターたち エマールの巻

BSのハイビジョン・ウィークエンドシアターでやっているシリーズで、1回目がアムラン、2回目がペンティネン、そして3回目がエマールでした。アムランもペンティネンも「ふ〜ん。それで?」といいたくなる内容の薄さだったので、もう見るのやめようかと思…