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プロコフィエフ ピアノソナタ6・7・8番:アブデル・ラーマン・エル=バシャの巻

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エル=バシャの演奏の基本は『コントロール重視で抑制的』だと思っていて、今回のCDもその路線です。ただ全体的にポリフォニーを意識していて、多声部を異なる音色やアーティキュレーションで弾き分けることを徹底しており、その表現が極めて緻密で精緻です…

ロジェ・ムラロのラフマニノフの巻

ラフマニノフと同じくらいの身長&手の大きさをしているムラロ先生のCDです。ラフマニノフのソナタ2番、楽興の時、コレルリ変奏曲が収録されています。 ラフマニノフはピアノ協奏曲は世界的に認知されているものの、独奏曲はかなりマイナーだと思います。な…

ババーンと推参!バーンブレイバーン/双炎の肖像の巻

ブレイバーンのOP/EDのCDです。ヨドバシ.comで予約して無事フラゲしました。 音楽マニア的にはいろいろ気になるところがあったのですが、結論からいうと、予算をかけてない制作ということがわかりました。大張監督がCygamesがかなり予算を出してくれたという…

夢中夢の巻

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夢中夢 -Dream In Dream- (特典なし) アーティスト:Cornelius ワーナーミュージック・ジャパン Amazon コーネリアスの新しいアルバムです。 www.youtube.com この動画に小山田さんが出ていて、流れた曲がとても良かったので買いました。この動画の中でも、高…

松任谷由実:中期(前)の松任谷正隆アレンジについての巻

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松任谷由実:中期(前)という言い方は、ライブのMCにおけるユーミン自身の発言の引用です。要は社会人の独身女性をターゲットに、キラキラしたラブソングを打ち出すマーケティングをしていた時期(バブル期~1990年代前半)のことだと思われます。 この時期…

モーツァルトのピアノソナタを弾いてみるの巻

仕事中や作業中はだいたい音楽を流していますが、去年から頻度が高いのが藤田真央さんのモーツァルトのピアノソナタです。 自分はいままでモーツァルトの初期のピアノソナタにはあまり興味がなかったんですけど、このCDのプレイリストが初期の楽曲から順番に…

ラフマニノフ ピアノソナタ1番ほか スティーブン・オズボーン の巻

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ラフマニノフのピアノソナタといえばもっぱら2番が演奏されていましたが、近年は1番を演奏する人も増えてきました。今日取り上げるスティーブン・オズボーンはラヴェルの全集で見事な演奏を聞かせてくれた人で、ラフマニノフの前奏曲、練習曲、ピアノソナ…

大橋純子/QUESTIONの巻

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EPIC移籍後2枚目のアルバムです。 いまひとつプロデュースの方向性が定まらなかったようで、シティポップ風だったりAOR、ドナルド・フェイゲンのコピーみたいな曲からバラードとさまざまな楽曲が入っています。全体としては洗練された方向でまとめたかったよ…

高橋幸宏の2拍3連メロディの巻

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幸宏さんの楽曲のメロディに関してはほとんど意識していなかったのですが、改めて2拍3連のメロディが多いと思います。多すぎる!と思ったのでメモメモ。 ただ2拍3連がどうこうという以前に、幸宏さんはメロディに対する歌詞の乗せ方がとても自然でうまい…

高橋幸宏さんについての巻

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自分は幸宏さんのソロやコラボ作品はあまり聞いておらず(なぜか新青年のビデオを持っているのだが、おそらくスティーブ・ジャンセンが出ていたから買ったと思う)、METAFIVEがよかったこともあって一昨年あたりから少しずつソロ作品を集め始めました。 当初…

SOUL MATES ザ・キングストーンズの巻

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SOUL MATES アーティスト:THE KING TONES ソニー・ミュージックレコーズ Amazon 高野寛さんがキングストーンズに「夢の中で会えるでしょう」を提供したことはだいぶ前から知っていたものの、音源を入手していなかったので買いました。実はこの曲だけが目的だ…

SIGNAL CASIOPEA + Synchronized DNA の巻

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CASIOPEAは一時期いろいろな曲をコピーしていたし、コピーバンドをやるほどのめり込んだのですが、マンネリ感があったので離れてしまいました。その離れていた時期に出たのがこのアルバムです。 Synchronized DNAはDNAレベルでシンクロしていると評判になっ…

METAATEM / METAFIVE の巻

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去年いちばん聴いたCDがユーミンの「深海の街」とMETAFIVEでしたが、そのMETAFIVEの新譜です。紆余曲折あって限定通販になってしまいましたが無事入手。 ファーストアルバム以上に1つ1つの楽器の音のクオリティが際立っていて圧倒されますし、こんなやり方…

シン・エヴァンゲリオン劇場版サントラ感想および使用シーン一覧の巻(ネタバレあり)

シン・エヴァンゲリオン劇場版(以下シンエヴァと呼称します)は言うまでもなくヱヴァンゲリヲン新劇場版の最終作で、ストーリーや演出はもちろん、劇伴*1も前3作の流れを踏襲すると思っていました。実際、事前公開されたアバン1の音楽はエヴァQのアバンの…

JAPAN LIVE FROM THE BUDOKAN - TOKYO FM, 1982 の巻

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JAPAN の解散ツアー日本武道館での公演を収録したライブ版2枚組CDです。ラジオ放送用の音源ということで、今ごろ発売になりました。 From The Budokan Tokyo Fm 1982 アーティスト:Japan 発売日: 2020/08/07 メディア: CD 解散ツアーのライブ録音は、公式が…

ネルソンス&ボストン響のショスタコーヴィチ交響曲 5/8/9 番の巻

Shostakovich Under Stalin's Sh アーティスト:Shostakovich, D. 発売日: 2016/05/27 メディア: CD 2000年代後半から2010年代前半はショスタコーヴィチにハマっていて、演奏会もかなり聞きましたが、最近はあまり聞いていませんでした。そんなわけで、これは…

フランク ヴァイオリン・ソナタ(ピアノ独奏版)の巻

NHKで放映している「らららクラシック」の好きなクラシック曲投票で、ヴァイオリン部門において不動の1位となっているのがフランクのヴァイオリン・ソナタです*1。フランクのソナタは自分も大好きで、デュメイ&ロルティのCDを愛聴しておりますが、今回はピ…

ブレハッチ ショパン前奏曲集/中井正子 ラヴェル ピアノ曲全集の巻

ショパン前奏曲集 ブレハッチ Complete Preludes アーティスト:Blechacz, Rafal,Chopin 発売日: 2008/04/22 メディア: CD op.28の前奏曲集と、op.45の前奏曲、遺作である変イ長調の前奏曲、それからノクターンop.62を収録。いずれも派手さはないものの、ブレ…

若林顕 ショパンエチュード / フランソワ・デュモン ショパン ノクターン全集 の巻

在宅勤務BGMのCDシリーズです。 まず若林顕さんのショパンエチュードから。 ショパン:エチュード全集《op.10、op.25、3つの新練習曲》 アーティスト:若林顕(Pf) 発売日: 2018/02/21 メディア: CD 全体的に意識的にテンポを抑えて、1つ1つの音やフレー…

ポール・ルイスのベートーヴェン ピアノソナタBOXの巻

在宅勤務中に聞くCDシリーズ。今日はポール・ルイスのベートーヴェン ピアノソナタ全集です。 Beethoven: Complete Piano Sonatas 発売日: 2009/11/10 メディア: CD 聞いていたBOXがこれ↑なのでリンクを貼っていますが、ピアノ協奏曲とディアベリ変奏曲も入…

ティボーデのドビュッシー ピアノ曲全集の巻

今日は Jean-Yves Thibaudet のドビュッシーのピアノ曲全集を聞きました。いままで数名のピアニストの全集を聞いてきて、ミシェル・ベロフが標準かなとか思っていたのですが、一般的かどうかはさておいて、好きなタイプの演奏はいまのところこのティボーデ盤…

スティーヴン・コヴァセヴィチのベートーヴェン ピアノソナタ全集の巻

これも中古屋で安く売っていたので購入したまま放置されていたBOXで、昨日から今日にかけて聞きました。 新品でも2000円台で購入できるほどお安いですが、演奏はとても立派です。 Stephen Kovacevich - Beethoven : The Complete Piano Sonatas / Bagatelles…

スティーブン・オズボーンのラフマニノフ関係CDの巻

またまたスティーブン・オズボーン氏の登場。今回はラフマニノフ関係のCDです。 オズボーン氏はどちらかというとカンタービレがあっさりしているピアニストなので、ロマンティシズムや感傷性の表現は抑えめで、純音楽的な演奏だと思います。その一方で、きわ…

ポリーニのベートーヴェン ピアノソナタ全集の巻

在宅勤務でテレワークしながら聴いているCDシリーズです。だいぶ前になりますが、この全集もセールで安かったので買ったまま放置されておりました。 Maurizio Pollini - Beethoven Complete Piano Sonatas アーティスト:Beethoven, L. Van 発売日: 2015/02/2…

Stephen Hough のブラームス後期ピアノ曲集、内田光子/テイトによるモーツァルト ピアノ協奏曲、樫本大進のベートーヴェン ヴァイオリンソナタの巻

自分にとってはブラームス弾きという認識のハフさん渾身のブラームス後期ピアノ曲集です。悪いはずがありません。 Brahms: the Final Piano.. アーティスト:Hough, Stephen 発売日: 2020/01/10 メディア: CD ハフさんはイギリス出身ですが、現在はオーストリ…

海苔波形じゃないのに音が悪いCDの巻

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analog アーティスト:米倉利紀 発売日: 2019/01/23 メディア: CD すごく好きなCDなんです。なのにマスタリングが良くないので極めて残念なサウンドです。 たとえば2曲めの「幻」という曲。下記の波形を見ると海苔というほどひどくないように見えます。実際…

Steven Osborneのプロコフィエフ ピアノソナタ6~8番の巻

このブログにはたびたび登場するピアニストのオズボーン氏の新譜です。昨年リサイタルを聞いておりますが、そのときに2020年はプロコフィエフを弾くという情報を入手していて、楽しみにしていたところでした。おもったより早くCDがリリースされました。 Prok…

Pat Metheny / FROM THIS PLACE の巻

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ジャズコンボ&オーケストラという編成のアルバム。というと、かつてのSecret Storyを思い出しますが、ああいうやたらとスケールの大きさを追求したようなアグレッシブなサウンドではなくて、肩の力を抜いて聞くことができる1枚に仕上がっていると感じまし…

analog 米倉利紀の巻

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米倉利紀「NOTHING LEFT」MV 去年のアルバムですが改めてさかのぼって聞いてみて非常によいと思ったのでレビューします。このアルバムの前の3枚くらいはポジティブな内容が多く、プライベート的にもステディなパートナーができて充実している様子が伺えまし…

米倉利紀 pink ELEPHANT の巻

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毎度のことですが、ボーカルをしっかり聞かせるアレンジ&ミックス&マスタリングがされていて、とても心地よく聞けました。ライブのバンマス呉服隆一さんと、久保田利伸のアレンジをやってきた柿崎洋一郎さんがアレンジで参加。呉服さんはアヴァンギャルド…