ネルソンス&ボストン響のショスタコーヴィチ交響曲 5/8/9 番の巻

Shostakovich Under Stalin's Sh

Shostakovich Under Stalin's Sh

 

2000年代後半から2010年代前半はショスタコーヴィチにハマっていて、演奏会もかなり聞きましたが、最近はあまり聞いていませんでした。そんなわけで、これは久しぶりに購入したショスタコーヴィチのCDです。

2枚組でして、1枚めは9→5という順、2枚めは「ハムレット」の劇伴(抜粋)から8番です。
9番が非常に良くて、これを冒頭に持ってきたのは正解だと思いました。5番はもう少し重心が低いほうが好き。ただオケのアンサンブル能力がとても高くて、緊張感が緩むことがないのは素晴らしいです。ワルツのリズムがどこか硬直した感じで違和感を覚えたのは、わざとそういうふうに演奏したからだと思います。あとフィナーレの最後が遅くて、金管楽器の息が続かないかもしれないと危惧しましたが、なんとか持ちこたえたので妙な達成感がありました(笑)

なおShostakovich Under Stalin's Shadow というサブタイトルがついていますが、自分はスターリンの影は感じられない純音楽的な演奏だと思ったので、こういう余計な文言は不要だと思いました。