ヴァン・ヘルシングのことですけど。ええ。
お金を費やして非常に迫力ある映像表現を作り上げている分だけ、ストーリーの貧弱さや展開の冗長さが際立ってしまうのでした。2時間20分も要する映画とは思えないです。
もっとこう、「激闘!吸血鬼vs.×××(自粛)」みたいにシンプルな方向にして各キャラを掘り下げるとかした方が良いように思ったり。ファンタジックな映像と、ハリウッド的なドカドカバキバキガラガラドシャーン!なアクションを両立させようという欲張りな演出に無理があるな〜。っていうか、変身したあと何事もなかったように元と同じ服を着てるってどうよ?ドラゴンボールみたく巨大化→服ビリビリ→破壊三昧→元に戻る→フリチン、って路線を歩んでほしかったのだが。(ちがう)
ともあれ、クライマックスに向かうときに「カ〜イカイカイ、カ〜イカイカイ!」と脳内で大合唱が起きていたのは私だけではないはずです。TVアニメも面白かったけど、映画版の怪物くんは本当にすばらしい作品だった。藤子先生の偉大さを痛感した次第でございます。