ヤマトよ永遠に より「サーシャ -澪-」を弾いてUPしましたの巻

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https://www.youtube.com/watch?v=VVyEHo4h_X8       http://www.nicovideo.jp/watch/sm28760237

「ヤマトよ永遠に」サントラシリーズ第2弾です。(もうちょっとだけ続くんじゃ)
この曲も、公開当時にかなり弾いていましたが、その後は全然弾いていなくて、35年ぶりくらいで弾きました。

自分はワルツが苦手で、録音してみたら予想以上にひどかったので、かなりやりなおしています。
アレンジは、短調のところは原曲に忠実に、長調のところはアレンジを加えています。35年前はこの長調の部分をうまくアレンジできなかったんですけど、さすがに経験を積んだいまはでは余裕です。

ヤマトよ永遠にからは、あとはアルフォン少尉の曲と、新宇宙II(二重銀河)を演奏するつもり。前者はピアノソロか小編成です。後者はフルオーケストラにコーラスを加えたピアノ協奏曲形式で、CDに合わせてけっこう弾けるので、イケるんではないかと思ってます。冒頭がピアノの一番下から一番上の鍵盤まで使ったグリッサンドです。こういう曲が耳コピできるようになるとは思っていなかったので、聞き取れるものが増えるにしたがって、当時ハネケン宮川泰先生が何をやっていたのかが見えるようになってきて、すごく勉強になるし楽しいです。
さらにほかには、ガンダムUCの曲も弾きたいし、ユニコーンつながりで改めて聞いたファーストガンダムめぐりあい宇宙編の挿入歌「ビギニング」のピアノがハネケンだとわかったので、やっぱり弾きたいです。当時はこのピアノがハネケンだとわからなかったのに、いま聞くとハネケン以外には聞こえないというのが面白い。その頃からハネケンは好きだったんですけど、ピアノ演奏の特徴までつかめていませんでした。バルディオス夏への扉で特徴を掴んだんだけど、ファーストガンダムは大好きというわけでもなくて、めぐりあい宇宙は映画館で見ていないので無理もない話。安彦先生のTHE ORIGINでようやく面白さを認識したようなところがあります。

伝説巨神イデオン 発動篇BGM 「死」を弾いてみた:楽譜付き

 
https://www.youtube.com/watch?v=be58aQBZ4LM      http://www.nicovideo.jp/watch/sm28613010

オッサンホイホイ動画ですねw
楽譜作成〜演奏〜動画投稿を1日でやれてしまうのは、この音楽が血となり肉となっているからにほかなりません。
オマケの曲はコード譜を書いただけで、ぶっつけで演奏しています。ぶっつけといっても、いつも弾いてる曲ですけどねw

イデオンは非常にヘビーなアニメなので軽々しく勧められないんですが、この作品がなければエヴァは生まれなかったのは間違いなく、そしてエヴァが生まれなければその後のフォロワーの作品も生まれないということで、日本のアニメ業界にあまりにも多大な影響を与えた作品です。特に劇場版はガンダムで稼いだお金を惜しげもなく投入されて製作されているので、なにもかく規格外です。
トップをねらえ!は全6話のOVAで、ギャグテイストではじまるのに徐々にシリアスになって、最後はヤマトになる合体ロボットアニメです(なんだそりゃ)。

動画の後半で登場するオーケストラ(弦楽器)のサウンドは、かなり気に入ってます。
「悲愴なる決意」は、いままでいろいろな曲で使ってきた弦楽器(5チャンネル分)に少しエフェクト(コーラス)を加えて、なおかつヴァイオリンとチェロのソロ楽器を加えました。計7チャンネルですね。
タナトスのチェロ合奏は、4チャンネル使ってます。上記の弦楽器のビオラ・チェロパートに加えて、さらにソロのチェロを2本追加です。ぜいたく。

実は「悲愴なる決意」は、ずっとずっと演奏したかった曲で、今回さわりだけでも演奏できて本当に嬉しかったです。トップ大好き(´;ω;`)

劇場版 蒼き鋼のアルペジオ ARS NOVA cadenza の巻

オーディオコメンタリーが本編から8分以上はみ出すアニメブルーレイなんて初めて見ましたw
上映時のものと変更があるのかはわかりませんが(記憶が曖昧)、わが家の2chステレオ音声では、劇場で体感した雰囲気が得られないのが非常にもどかしかったです。そのくらい、絵だけでなく音が良かったのです。この映画は。
あとはまあ、ファンなら全員ブルーレイ買うと思うので、特に言うことはないです。ブルーレイ通常版の初回限定版は売り切れたらしいですね(すげえな)。まあ全員買ったらこうなるよね(大事なことなので2回)。

群像役の興津さんが、コメンタリーで追加セリフをかぶせで入れてますが、なんとも甘い口調で、あれはタカオじゃなくてもメンタルモデル全員落ちるわ、と思いました。
そのセリフで、ようやく自分の中でこの物語が完結しました。わかってるな!ってセリフです。もうあれが公式でいいと思ったね。うん。あとはまあ、ブルーレイ買ってください(しつこい)

鉄血のオルフェンズ BGM メインテーマ piano verを演奏してUPしましたの巻

 
https://www.youtube.com/watch?v=S7KxG6N1JeU      http://www.nicovideo.jp/watch/sm28512607

鉄血にハマってしまったので弾きました。最終回の上映会まで見に行っちゃったw
ほんとは戦闘シーンに流れてる激しいバージョンをUPしようと思ったんですが、採譜が終わったのが土曜の午後で、どうがんばっても日曜日の最終回に間に合わないということで、急遽このバージョンにしました。
激しいバージョンの練習をかなりしていたんですが、リズム隊の打ち込みに時間がかかることがわかって、ひとまず断念しています。近いうちにUPしたいです。


後半のメロディ。運指がちょっとむずかしかった。


激しいバージョンの楽譜です。


鉄華団ごはん。ガンダムカフェで食べてきました!

内田光子ピアノリサイタル(2015年11月10日)の巻

昨年の演奏会ですが、感想を書いていなかったので備忘録的に残しておきます。

曲目
シューベルト 即興曲集 op.90
ベートーヴェン ディアベリ変奏曲

シューベルトベートーヴェンも、かなりユニークな演奏でした。
シューベルトは感情表現の起伏が非常に大きく、ドラマティックな演奏解釈でした。op.90-2と90-3は自分でも弾いたことがありますけれど、表現の幅が桁違いで驚きました。
このくらいやってもいい、このくらいいやらないと伝わらない、と改めてピアノ演奏の奥深さを知りました。

ディアベリ変奏曲は面白い解釈で、最初のテーマから「まあ、なんて平凡でつまらないテーマでしょう!」という感じで、茶目っ気たっぷりなのです。「ほらこの伴奏、うるさいでしょう?ガンガンガン!」みたいな演奏で、内田さんも楽しそうです(笑)。
そんなつまらないテーマがどんどん姿を変えて、最後は壮大なフーガになり、静かなアリア風の変奏で幕を閉じます。各変奏のキャラクターの表現もバラエティに富んでいて、長丁場でもあっという間に終わってしまいました。

なお、後半は皇后美智子さまがご臨席されました。昨年は体調がすぐれないという報道が多く、当日もおいでになるか心配だったのですが、お元気そうでした。

Tong poo(ピアノ4手版)を演奏してUPしましたの巻。

 
https://www.youtube.com/watch?v=B9WDXGjL-6Y         http://www.nicovideo.jp/watch/sm28073083

昨年末に、家の中を大掃除している最中に楽譜を見つけたので、弾いてみました。
安定して16分音符を弾けるのはテンポ140までなので、そのテンポで頑張っています。135だとかなり余裕が出てきますが、さすがに遅かった。

中間部のミニマルシーケンスフレーズが大変で、「なんでこんなにつらいんだろう」って泣きそうになりながら弾いてます。ふと、教授はこれをピアノプレーヤに自動演奏させていることを思い出して、あえて機械的な打ち込みにして、現代音楽風の表現にするべきだったと後悔しています。

  • 問題点
    • 調性が違う
      • いつもはD minorで弾いていますが、この楽譜はC minorです。D minorでの運指がまったく通用しないし、変なところで黒鍵が入るので、ものすごく弾きにくいです。
      • ソーラソドレラソー(Cm)ではなくラーシラレミシラー(Dm)なら弾きやすい。
    • 楽譜にミスプリがある
      • 微妙なコードが多い曲なのに、臨時記号(#、♭、♮)のミスがところどころあって、おかしな響きになるので、丁寧に検証して修正する必要がありました。
    • 中間部が少々くどい
      • 延々ミニマルなので、勝手に変化をつけさせていただきました。
    • 長い
      • 連弾なので楽だと思っていましたが、ミニマル部分の音符がめちゃくちゃ多くて、体力的にきつかったです。いままで演奏してきた曲の中で、最も音符が多いのではないかと思います。

東風は高校生の頃から弾いていますが、何度か録音しようとしては挫折を繰り返しているので、最後までやりきったのは初めてです。
いろんなバージョンがあるけど、一番好きなのは矢野顕子さんの最新アルバムだったりしますww
YMOの演奏では再生ライブのアンコールが大好きです。このライブが私の唯一の生YMO体験なんですけど、イントロがはじまった瞬間の大歓声が忘れられないです(笑)。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ:第1クールまとめ感想の巻

ほぼヤマト2199ぶりに熱くなって見ているアニメ*1ですが、いろいろと問題点が。
だいたい3〜4話単位のエピソードでしっかりとした起承転結がある上に、それぞれのエピソードで異なるキャラクターの掘り下げもあって、その点ではすごく面白いんですけど、このエピソードを取り外して骨組みを書くと、以下のとおり、内容が非常に希薄です。

<第1クール(1話〜13話)のあらすじ>
植民地である火星の地位をなんとかしようという使命に燃えたクーデリアが、その火星の最下層クラスタにある傭兵団を興味本位に使って地球へ行こうとしてうまくいかず、木星を経由しようとしてやっぱりやめて、ゴタゴタがあって地球に着くことができない。なお、傭兵団はいつのまにか鉄華団と名前を変え、家族のような集まりになったらしい。
引いた目線でみると、クーデリアと鉄華団ギャラルホルンスケープゴートになっているだけ、ということが見て取れる。

この文章を書いている時点で、15話まで放映されています。
ファーストガンダムだと、15話までのエピソードで地球に降りて、ガルマが死んで、シャアが退場して、ランバ・ラルが出てきて、ククルス・ドアンの島なんですよ!

まあでも、キャラクターの関係性描写と、各エピソードで萌えられるから別にいいか!とか思ってます。ちょろい。
特に、男性キャラの微妙な気持ちの揺れ動きを、しっかり描いているのが印象的です。腐女子狙いじゃないかなと思うんですが、あざとくなり過ぎない程度にあざといという、絶妙なラインになっていると思います。

※公式によるストーリー解説
http://g-tekketsu.com/story/index.php
上記に則って、自分の感想を書いていこうと思います。

第1部(CGS編:#1〜#3)
この3回で三日月、オルガ、クーデリアという中心キャラをしっかり確立させたところと、当面の敵=ギャラルホルンを印象づけることに成功しました。
第1話は、CGSの少年兵を虐殺するオーリスが操縦するグレイズが、真っ先にバルバトスにやられるという、視聴者の胸がすくような展開ですけど、このアニメはその後も理不尽に殺戮を繰り広げようとするキャラはバッタバッタとなぎ倒されるので、まさにその第1号です。
キャラ描写的には、ここでクランク二尉の苦悩を掘り下げたのがよかったと思います。まあ結局、大人の事情をふりかざすだけなのですが。さらにポイントになるのが、アイン君の存在です。
腐敗しているギャラルホルン火星支部にあって、それなりの矜持を持って仕事をしているクランク二尉と、純情まっすぐなアイン君は敵役ポジションながら良い印象をもたらします。しかし、アインのクランク兄(アインがしゃべるとこう聞こえる)への想いは、もう完全に腐女子狙いですね。

第2部(鉄血編:#4〜#6)
ここで火星圏から離脱します。
このエピソードにおけるポイントは、やはりマクギリスvs.三日月ですね。農場で鉢合わせしてから、宇宙で対決、という流れです。自分としては、いきなりマクギリスが出撃したことに違和感を覚えましたが、クーデリア確保が困難になった状況下では、まあ妥当かなと考えています。あと小惑星フォボスダイモス?)を利用した方向転換は迫力がありました。

第3部(テイワズ編:#7〜#9)
タービンズとの対決から、テイワズへの加入となるエピソードです。
つなぎエピソードなのですが、オルガが「鉄華団は家族である」という信念をはっきりと言葉にしたのは、非常に重要です。また、三日月や昭弘が、タービンズの船で戦闘訓練を受ける描写が入ります。昭弘じゃないけど、かなりしつこく訓練をやっていることを印象づけます。三日月と昭弘は、第1話から2人で訓練をする描写があります。これらは明らかに、今後この2人がモビルスーツ戦で活躍する伏線になっていると思います。
またタービンズの本部がある歳星では、サブキャラの細かな描写もありました。風俗に繰り出す若い男性キャラを描くアニメは珍しいと思います。おっぱい魔人なシノ、それを見てムクれるヤマギのような子、筋肉以外興味が無い(たぶん)昭弘、酒に弱くて奥手なオルガと、これまであまり表現されていなかった、各キャラの性格の違いが明確になってきました。
ここでも、シノ、ヤマギ、ユージンの関係性が、それとなく腐女子を意識したものになっていて、なかなかあざといと思いました。ヤマギはシノに恋してるとしか思えないので、ヤマギ女子説すら出てますね。

第4部(ブルワーズ編:#10〜#13)
むしろ「ヒューマン・デブリ編」と名付けたいエピソードです。第一クールの最後にあたる部分でもあり、本作品の一つの山場です。
ここでも、いくつかポイントがあります。まず、ブルワーズのデブリの子たちをも家族として受け入れる鉄華団という存在、2つめはクダルに「殺しを楽しんでいる」と指摘された三日月がその後にちょっと変わること、そして3つめは弟を失った昭弘が前を向いて戦う決意を新たにすることです。鉄華団は家族である、とオルガが繰り返しメッセージを伝えることは、とても意義があると思います。子供っぽい発想だとは思いますけど、わかりやすいですし、まともな家庭生活をできなかった子たちが、人生をやりなおしているようなところも、確かにあると思います。
ただ、鉄華団とブルワーズ双方の若い子が大勢亡くなるので、視聴者的には厳しいエピソードでした。特にブルーワズの戦艦において、シノがデブリの子供たちを見逃す→しかしデブリの子が発砲→やむなく応戦、という流れはきつかった。こういうところを適当に描写しないで、しっかり見せてくる演出が、この作品の真骨頂ですね。またファーストガンダムイデオン以来、もっというとザンボット時代からの富野由悠季イズムを継承していることの、あらわれではないかと思います。
この第4部の11〜13話の最後に流れた「オルフェンズの涙」があまりにもストーリーに合っていて切なくて、それがきっかけで演奏してみた動画をUPすることになりました。

ストーリーの感想は、ここまでです。
第5部の冒頭で、クーデリアと鉄華団スケープゴートにされていることに気づいたことで、第2クールではストーリーが大きく動くと思います。新モビルスーツも登場するようですし、今後もますます目が離せません。

*1:ガンプラ大人買いをしてしまった。