ヤマトIII音楽集の「ルダ王女の恋」がすごいことになっていたの巻

中間部でヘ長調に転調して明るくなったと思うと、宮川泰先生のお得意の6thの和音(下の段でスフォルツアンド連発の小節)を経過して、属和音→ニ短調に戻る展開です。16分音符主体の伴奏から、一転して和音連打に切り替えるハネケンのすごさよ。
よくもまあ、これを聞き取って採譜できるものだと、自分で呆れておりますが、それより弾けるんだろうかこれ。

上記の部分をはじめ、随所に意匠を凝らした3部形式で、「信じあう二人」より音楽的に充実していると思います。