ゼンハイザーHD600(ヘッドフォン)を買ったの巻

昨年、iPodのお供にゼンハイザーのイヤホンIE80を購入しまして、その解像度の高さと自然なサウンドがとても気に入って、同メーカーのオープンエア型のものもほしいなと思っていたところでたまたま目に入ったHD600を購入しました。

第一印象でセパレーションの良さに驚きました。いろいろヘッドフォンを使ってきた中で間違いなくNo.1のセパレーションで、オープンエアということもあって普通のスピーカーのオーディオセットと同じ感覚で聞くことができます。いままで使ってきたヘッドフォンはなんだったんだろう。たとえばSONY MDR-CD900STはセパレーションの悪さで有名ですけど、ここまで違うと笑ってしまいます。

とはいうものの、物理的な特性の良さが前面に出てくるわけではなくて、ピアノのタッチのニュアンスとか、オーケストラの楽器の息づかい(アーティキュレーション)がしっかり伝わってくることで、聞き慣れた曲でも受ける感動の度合いが高まるというのが最大の良さではないかと思いました。ただインピーダンスが高いため鳴りは今ひとつで、派手なサウンドが好みな方にはおすすめできません(新モデルのHD650のほうが鳴りがよい)。

今回は、エヴァ新劇場版の劇伴解説本を書くにあたって、エヴァのサントラをきちんと聞けるヘッドフォンが欲しいというのが主な購入目的です。なので焦点は決まっていて、要するにエヴァ破の「翼をください」の最後の低いC(ド)がしっかり聞こえたらOKだったのです(笑)

※その後、エージングについて

エージングに時間がかかるようで、数日間鳴らしたところ低域がスムーズに鳴るようになってきました。