ストリングス音源も吟味中の巻

現状、総合オーケストラ音源をいくつか所有していますが、そこになにか専用音源を追加するとなると、まずはストリングス(弦楽器)なのです。サウンド的には総合音源でも満足しているものの、奏法切り替えの打ち込みがかなり面倒です。通常の音源は、楽器が使わない音域の鍵盤をスイッチにして切り替えますが、ViennaのSynchron音源だと3段階くらいのキーコンビネーションで奏法を切り替えるので、順列組み合わせでかなりのバリエーションになります。これを全部打ち込みで切り替えるのはしんどい。
やはりINTEGRA-7のSuper Naturalアコースティック音源のように、ベロシティの前後関係やデュレーションを判断して、自動的に最適な奏法を適用してくれる音源が望ましいです。そこまでいかなくても、強弱はコントローラ(CC01やCC11)で付けるけど、奏法はベロシティで判断する、という方式だと打ち込みが一気に効率化します。
このような観点で音源を調べていきました。合奏系とソロ系があって、ソロ系は自動的に奏法を適用するものがかなり普及している印象です。

  • SpitFire Chember Strings
    ベロシティでいろいろなアーティキュレーションをコントロールできるPerformance Legato というパッチが便利そうです。INTEGRA-7よりもアタックが速いので、速いフレーズにも対応できます。この動画でもわかるように、何も考えないでキーボードで弾くと非常にシンセっぽい鳴り方をするので、しっかり表現を考えて強弱や音を伸ばす長さを緻密にコントロールする必要があります。音源がリアルになればなるほど、生演奏と同じことをやらないといけない、ということですね。


    Spitfire Chamber Strings - Performance Legato Update

  • LA Scoring Strings(LASS)
    前に出てくるサウンドでとても評判がいい音源です。ただし作りが雑。ピッチが悪いことが多くて、デモを聞いていると突然音痴になるので思わず笑ってしまうことがあります。オートチューン(強制的にピッチを合わせるエフェクター)が必須ですね。


    LASS 2.5 Legato Divisi Demo

他にもいろいろありますが、良いものは高いので、ひとまず現状維持にして、年末近くのセールを狙って調査を進めようと思います。ピアノ音源はまずはIvory II American Dを外部エフェクト込みで極めたいと思います。
ピアノ音源も同様でにセール待ち体制です。Hans Zimmer Pianoは空間表現が図抜けているのですが、American Dでもエフェクトを上手く使えばあれと同じようなサウンドにできるんじゃないかな?と考えています。