きのう何食べた? サントラから「小日向さんとジルベール」を耳コピして演奏&UPしましたの巻


よしながふみ原作ドラマ きのう何食べた? サウンドトラックより「小日向さんとジルベール」を弾いてみた:楽譜付き

ABAC終わり、という構成で尻切れトンボな感じの曲ですが、大真面目に弾くのも面白いと思ってやってみました。ジルベールということで力強いフォルティッシモを封印して、繊細さを意識しました。私の辞書にはない言葉なので大変でした。

きのう何食べた?はシンプルなピアノソロ劇伴が複数あって面白いのでもう少し弾きます。すでに採譜済みのものもあったりします。

「プロメア」オリジナルサウンドトラックから -RE:0- を演奏してUPしましたの巻


「プロメア」オリジナルサウンドトラックより - RE:0 -を弾いてみた:楽譜付き/ PROMARE ORIGINAL SOUNDTRACK - RE:0 - with sheet music

 

エコーが欲しかったのでヤマハMONTAGEのCFXで弾きました。イントロを弾いただけで「うわ、ホンモノだ!」という感じのサウンドだったので、気持ちよく演奏することができました。

MONTAGEのCFXはベロシティ=94でフォルテの判定になって波形が切り替わる(ガクッと音色が変わる)ので、93~94を行ったり来たりすると不自然になりがちです*1。いままでそこに苦労していました。特にフレーズの途中でタッチが弱くなって、94以上で弾き続けられないことが多かったので、今回はそこを意識して厚いタッチでしっかり鳴らすことを心がけました。
自分はMONTAGEの鍵盤でベロシティ値で15~125が出せます(規格上の最大値は127)。特に弱音が出しやすくて、ピアニッシモからフォルティッシモまで自由に操れるのですが、100段階以上を扱ういうことは生楽器なみに神経を使うのでなかなか大変です。というか、いままでラクをしすぎていたせいですね。反省しましょう。

*1:この特性は、ハンマーが固めになったヤマハのグランドピアノにそっくり。

宇宙戦艦ヤマト2202の続編についての巻

ファンクラブ会誌や公式のツイッターで発表されましたが、続編の正式タイトルは「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」で、引き続き福井晴敏氏がストーリー面を担当するそうです。来年公開ということですが、たぶん単発映画になるんじゃないんでしょうか。

自分はヤマト2202の満足度が高かったこともあって、これで終わりでいいと思って続編には興味がなかったです。ですが福井さんの新作なら見たいので、その観点で接しようと思います。彼が制作に関わった連作アニメシリーズ(ガンダムUC)続編の単発映画といえばガンダムNTなので、ああいう感じの1つの出来事に関わる人々の物語を描くスピーディな展開だったいいなあとか、ちょっと期待しています。

ヤマトシリーズの旧作の続編群は、当時は喜んで見ていたんですけど、考証が雑だったり、ご都合主義な展開やキャラクター像の豹変などいろいろ問題が多かったです。それが表面化しはじめたのが「新たなる旅立ち」です。完結編以降は、ヤマトが好きだということを公言するのを憚れるような状況だったので(実は今も引きずっている)、またあの思いをすることがないように、少し離れたスタンスになろうと思います。←予防線を張る。

ヤマト2202で登場したAI技術を突き詰めていくと暗黒星団帝国になるのですが、続編になると敵として新たな知的生命体が次々登場する展開はもう心底ウンザリで、この流れから逃れることができるかどうかが正念場だと思ってます。

っていうかヤマト2520のリメイクしてほしかった。できれば主役の声優(錦織一清@少年隊)は変えないで。

きのう何食べた?のナカムラヤの曲やらおっさんずラブのRevivalを弾きましたの巻

まずナカムラヤ。これは複数のかたからリクエストをいただいたので、それにお応えしました。


ドラマ「きのう何食べた?」より ナカムラヤのテーマ を弾いてみた:楽譜&歌詞つき

当初は原曲の音を丁寧に拾ったんですがあまりにも弾きにくかったのでボツにして、原曲のニュアンスをなるべく尊重しつつ、変ロ短調を生かして伴奏の音の配置を工夫することで跳躍フレーズを弾きやすく改変しました。

 

次にRevival。
TV版のときにも演奏してみた動画でUPしているピアノバージョンが劇場版のいいシーンで流れて、確認のために2回目を見たらその場面で泣けちゃったので再度弾くことにしました。ジャスティスいいやつなんだ。
前回は採譜にミスがあったり、楽曲の把握が不十分で及び腰な演奏になっていたので、地に足がついた演奏表現を心がけました。ヤマハMONTAGEのCFXの素晴らしい音色を堪能して下さい。


劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD 主題歌& BGM 「Revival」ピアノバージョンを弾いてみた:楽譜付き

 

ムック本を読んだら、この曲が流れた場面は自分が学生時代に住んでいたところの近くでロケしたということで、思い入れもひとしおです。

劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD を見てBGMを弾きましたの巻(ネタバレ)

脚本はメチャクチャ。でもいろんなドラマや映画のオマージュがふんだんに入っていて、笑いあり涙ありの楽しい映画でした。

ある場面で流れた曲がたまたま練習中だったので、録音してUPしてしまいました。こいつまた映画見て弾いてる~という感じですね。この曲はネタバレだと思うので、映画をご覧になっていないかたは見ないでください(汗)


劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD のBGMを弾いてみた:楽譜付き

2曲弾いてます。どちらも難しいところでテンポを落としたかと思えば逆に走ったりして、いろいろ安定しませんがご了承ください。

あんまりPCに詳しくない俺が Windows 10 (バージョン1903)での sysprep についてまとめるの巻

何の因果か Windows 10 バージョン1903(2019/8月現在の最新バージョン)でUEFIベースのマスタPCを作る羽目になっていろいろ苦労したのでメモ。

※キーワード
・sysprep
UEFI
Windows ADKWindows SIM ←1903用のSIMにバグがあって泣かされた。
Windows 10の展開(要はクローンコピーのことなのだが、もうちょっといい言葉ないのかね)

 

<概要>

  1. マスタ機となるPCにWindows 10 をクリーンインストールする。BIOSの設定は適当に。
  2. 監査モードでログインしてアプリをインストールしたり設定してマスタ機を作り込む。この際、決してネットワークに接続してはいけない(ベンダに確認済み。ネット接続しても大丈夫という裏技が紹介されているが、危険)。ネット接続するとsysprepで失敗する確率が高くなり、リカバリが困難を極める。
  3. 作り込みが終了したらsysprepを実施する。
  4. sysprep後はOS標準のDISMユーティリティでマスタ機イメージを吸い出して展開できる。ただしいろいろ面倒なので、GHOST(ゴースト)の利用を強く推奨いたします。

 

<OSのクリーンインストール

  1. diskpartユーティリティでブートパーティションを作るディスク全体を消去する。パーティション情報も消去する必要があるのでclean allコマンドを使います。
  2. 外付けディスク(USBメモリでよい)にWindows PEをインストールしておき、そこからPCを起動してdiskpartユーティリティを使ってUEFIパーティショニングを実施する。
    Windows10のクリーンインストール時に対話式でUEFIパーティショニングを作成することもできるが(多くのブログはこのやり方で説明している)、システム領域100MBで決め打ちされてしまう。しかしイマドキのPCはシステム領域260MB、リカバリ領域1000MBが標準である(複数メーカのPCで確認済み)。そこで、この設定のdiskpartスクリプトを用意して、Windows PEで起動したPCにスクリプトを流してUEFIパーティションを作成するほうがよい。この辺は下記のMSの情報を参照のこと。
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/configure-uefigpt-based-hard-drive-partitions
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/capture-and-apply-windows-system-and-recovery-partitions
  3. パーティション作成が終了したらUSBドライブからWindows10をインストールする。途中で再起動が入るまでは、次へ、はい、はい~でOKです。
  4. 再起動が入り、下記画面まで到達したら監査モードで起動をするためにctrl+shiftを押しながらF3を押す。これでインストール段階は終了。

    f:id:Harnoncourt:20190817181659p:plain

<監査モードでマスタ機の作り込み>

  1. 監査モードに関してはMSの情報があるがわかりづらい。
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/boot-windows-to-audit-mode-or-oobe
    だから ctrl+shift+F3 での再起動後にこのダイアログ画面が出たらシステムクリーンアップアクションで「システム監査モードに入る」を選択してOKを押すって覚えておくといい。これでもう一度再起動すると同じ画面が出るので今度は「キャンセル」をクリックする。

    f:id:Harnoncourt:20190817174755p:plain

  2. 初回起動後の準備(重要)
    1)起動後15分以内にタスクマネージャを起動し、pre-staged app cleanup を無効化する。
    2)サービスのsysmain(1809以前はsuperfetch)を停止後に無効化する。
    3)グループポリシーでWindowsコンシューマーエクスペリエンスを無効にする。
    ネット接続していなければ上記の操作は必要ないと思うが、ハードディスクがガリガリ動いたりCPUを消費するので止めることを推奨する。パスや操作方法は各自ググって。
  3. 毎回起動後の準備(これも重要)
    Administratorアカウントが無効化されているので有効にする。再起動すると無効に戻るので、毎回有効化しないとダメ。
    これを忘れてスリープするとログインできなくなります(再起動すればログインできる。慌てないこと。)

<PC設定(作り込み)のポイント>

  1. ネット接続できないのでOSのライセンスの認証がされない。このため一部の項目が設定できない。
  2. 企業の場合Active Directory配下の利用になることが多いと思うが、当然のごとくADにつながっていないのでその関係の設定もできない。これらの設定は、展開後にネット接続して実施する。
    (余談)AD側のグループポリシーで設定可能なことが多いのだが、当然ながらADと通信しないと有効にならないし、通信しても有効にならない場合すらある。なので、ADで設定されるからPCに設定しなくてもいいと思わないこと。
  3. ユーザを作らない。これはMSが公式にアナウンスしている。余計なユーザプロファイルを作るとsysprepで失敗するので、ビルトインadministratorで作り込めということ。
  4. ストアアプリ関係の設定は展開後に引き継がれない。ストアアプリはユーザごとにプロビジョニングされるため。
  5. 企業で使用するPCや、DTMや画像・動画などの創作をやってる人にとってはストアアプリは邪魔なので、アプリのアンインストールやパッケージの物理削除を推奨する。1つずつポチポチとアンインストールしてもいいけど、powershellでサクッと削除できる。
    ※ログインしているユーザのアプリアンインストールコマンド
    Get-AppxPackage <アプリ名> | Remove-AppxPackage 
    ※アプリパッケージそのものの物理削除
    Get-AppxProvisionedPackage | <アプリ名> | Remove-AppxProvisionedPackage -Online
    複数ユーザが利用するPCは物理削除しないと新規ユーザがログインするときにアプリが「降ってくる」(プロビジョニングされる)
    詳細は上記コマンドでググっていただきたい。
    カメラつきPCの場合、カメラは残すこと。これがないとカメラが使えない=オンラインミーティングができなくなる。電卓や付箋(Sticky notes)は残してもいいかもしれない。いずれにしても、何を残して何を消すか事前に確認すること。理想的には、展開しようとしているバージョンのWindows10パソコンをしばらく(1~2週間程度)各部門へ配布し、設定やアプリについて要望を拾い上げるのがよい。

<sysprep応答ファイルの作成>

  1. マスタ機とは別のPCを用意して応答ファイルを作成することが推奨されている。マスタ機と同じOSである必要はなく普段使いのPCでよい。
  2. 下記リンクからWindows ADKをダウンロードして作成する。Windows 10のバージョンによってADKのバージョンも違う。バージョン1903 (64bit)のWSIMはバグがあってパッチが出ているので必ず適用すること。
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/get-started/adk-install
    ADKなしで応答ファイルのXMLを記述できるツワモノも多いと思うが、まあ一応。
  3. 応答ファイルの設定項目名でググるとMSの説明が出てくるし、ネット上にいろいろな情報があるけれど、Windows 10バージョン1903ではPEセクションを使わずOOBEセクションのみで設定するのが良かった。
    実はPEセクションで日本語キーボードや、地域=ja-JPを設定したら sysprep 時にエラーになるケースがあった。そこでPEセクションをごっそり削除したところうまくいった。キーボードや言語・地域はOOBEセクションに設定があれば反映されます。
  4. 自動ログイン設定は要注意。administratorで自動ログインさせるように応答ファイルを作成したところ、administrator以外のユーザでログインするときにプロファイルが正常に作成されずadmin以外では使えないPCになってしまった。俺の設定が良くなかったのだろうか(;´Д`)

<sysprep実行>

  1. 応答ファイルを \windows\system32\sysprep にコピー
  2. コマンドプロンプト(管理者)で上記ディレクトリに移動後下記コマンドを入力。
    sysprep /generalize /oobe /shutdown /unattend:<応答ファイル.xml>
  3. sysprep前に操作履歴やログのお掃除が推奨されていますが、どうせAdmin以外では見れないから放っといてもいいんじゃね?という気もします。

<展開>

  1. DISMでマスタ機から吸い出して逐次コピーしてもいいですが、工程数が多くなる。
  2. ということで最初に書いたように、ゴーストを使うことを強く推奨します。強く推奨ってのは「使え」ってことだから。1ライセンス2500円くらい。PC1台に対して1つライセンスが必要です。
  3. (2019/12追記)結局ゴースト使わないでやってます(予算がなかったトホホ)。DISMで実体ファイルを吸い出し・クローンPCにコピーしてやって、bcdboot でブート領域設定、reagentc で回復領域設定をしてます。このとき、ブートローダーの identifier が自動設定できないので、bcdedit -v で identifier を確認して、下記コマンドで有効化します。
     reagentc /enable /osguid  <確認したidentifer>
    これでブート領域と回復領域の設定が完了です。回復領域用のWindows REについては下記参照。こいつもマスタ機からDISMで吸い出すのが手っ取り早いです。
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/windows-recovery-environment--windows-re--technical-reference
  4. 実作業としては、ゴーストと同様の作業をスクリプトで一括実行します。流れは下記のとおり。
    クローニング対象PCをUSB端子に接続したWindows PEで起動→diskpartスクリプトとマスタイメージが入ったUSBドライブを接続→(diskpartでドライブを消去→UEFIパーティション設定→DISMでマスタ機イメージをコピー→bcdbootで起動領域設定→Win REをコピー→コピーしたWin REをreagentcで回復領域として指定)→シャットダウン→USBストレージを取り外す。
    カッコ内をスクリプトで実行します。これでクローニング終了です。
  5. 展開後の初回起動は少し時間を要します(HDDだとかなり遅い)。初回起動後は、ネットに繋ぐことができます。展開したPCのシステムボリュームにはsysprepの応答ファイルが存在します。この中にVLライセンスキーなど機密情報が書かれているので、ネットにつないだあとで実施する設定をバッチ処理で実行することになりますから、そのバッチファイルの中に応答ファイルの削除コマンドを記述しておきましょう。また、このバッチファイルの中にADとの同期を強制実施するコマンドを入れておくと良いです。

オマケ:Windows PEについて
Windows PEはUSBメモリなどから起動するコマンドライン形式のWindows OSで、マスタイメージから展開する際にクローンPCの起動用OSとして使用します。このPEも、できればインストールするOSと同じバージョンのWindowsパッケージから作成することを推奨します。たとえば、2019年春モデル以降のPCは、Windows 10 1903(以降)のPEが必要となるケースがあります。なお古いWindows 10 だと USB 3.1 の端子を認識できませんので、ダウングレードを企む場合は要注意です。
WindowsPEの終了時は exit コマンドではなく、 wpeutil shutdown というコマンドを使ってください。exit で終了すると再起動扱いになって、BIOS設定に沿って起動シーケンスが始まります。このとき、PC本体の起動パーティションからブートされたら、せっかく作り込んだマスタ設定がパーになります(実際やらかした)。

オマケ2:MS Officeについて
Office Business 2007と2019でマスタを作ったけど、Office 2007とWindows10 1903の相性が悪くけっこうボロボロでした。たとえば1903の新機能であるマルチクリップボードを有効にしていると、Excel2007でコピペを実行したときにメモリ不足エラーが発生します。エラーアラートが出るだけで実害はないのですが、ベンダに確認したところWindows 10で利用するMS Officeは2010以上でないとこういう不具合が出やすいということです。なので、古いOfficeを使っている場合は、あえてWindows10へ移行はしないという手もあります。

オマケ3:MS Office 2019について
Office 2019をマスタ機にインストールする際は、オフラインインストールになります。このときVLライセンスキー込みでインストールしても、初回起動時にネット接続認証を求められます。なおOffice 2019はデフォルトだと64bit版がインストールされますが、互換性を考慮すると32bit版のほうがいいという話もございます。そのため、64bit版OfficeをインストールしたPCを事前に試験運用してもらい、不具合がないか確認してもらうとよいでしょう。

夏コミケ新刊の通販を開始しましたの巻

C96(2019/8夏コミケ)の新刊
・魂の変奏曲 vol.6(宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟+ヤマト2202音楽解説)
・Go One Step Ahead(シンカリオン音楽解説)

C95(2018/12冬コミケ)の新刊
・魂の変奏曲 vol.5(宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち+ヤマトよ永遠に)

以上の3冊の通販を開始しました。
見本も読めますのでよろしくおねがいします。

あと完売していた「魂の変奏曲」(vol.1)はPDFデータ版となりました。印刷費がかかっていないのと、これがスタート地点ということで100円でご提供中です。

https://cosmopianist.booth.pm/