ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの巻

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
というわけでさっそく、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートですが、新年早々たっぷりマゼール節を聴かせていただいて食傷気味になりました。ファンの方ごめんなさい。でも私どうしてもマゼールさんが好きになれないんです。なぜあんなに溜めるんだろう。なぜあんなに終止音を強調するんだろう。まあヨハン・シュトラウスの音楽は、彼の重厚長大志向がマッチするはずないわけで、ああいう演奏内容になるだろうことは予想していたのですが。しかし演奏解釈以外の細かな演出は良かったですね。マゼールさん自身が歌ったポルカは意外な美声でしたし、絶妙に危なっかしいバイオリンは場の雰囲気を和やかにしていたと思いますw。それに日本語と中国語(?)で新年の挨拶をしたのも驚きました。
なお、ニューイヤーコンサートが現在のようなワールドワイドなイヴェントになる以前の映像がDVDで出ています。指揮はボスコフスキー。ウィーン風とはこういうもの、という演奏です。クライバーの鮮烈な演奏も捨てがたいですが、実にリラックスしたリズムを聴くことができるのでおすすめです。
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