JAPAN関係のリマスタリング盤に注目の巻

JAPANやDavid Sylvianを聴いてきた方は長年「なんでこんなにノイズが乗ってるの?」と思っていたかもしれません。特に80年代にビクターから日本国内でリリースされた一連のCDは音質が悪く、音楽の魅力がスポイルされる面がありました。「TIN DRUM」などはテープの重なったところで磁気転写が起きていて、変なエコーのように聞こえる箇所もあります(Cantonese Boyのラストでよくわかる)。そんなわけでリマスタリングが待ち望まれていたのですが、昨年あたりからリリースされている輸入盤で見事に改善されています。
マスタリングレベルが上がり、ノイズレベルが下がったことで力感が増してクリアな音になっています。目ぼしい作品はすべてリマスタリングされましたので、以前のCDの音質に不満のある方は購入なさってみてはいかがでしょう。TIN DRUMなどはミニ写真集がセットになったBOXとして再発しており、往年のファンとしてはうれしい限りでございます。