バトル・ロワイアル 高見広春、田口雅之

「設定にリアリティが無いので何をやっても説得力なし」の典型。中核となる登場人物が中学生のメンタリティでない。かといって高校生でもない。また内面描写だけでなく、キャラの行動にもリアリティが無い。訓練も受けずに様々な武器を使いこなしたり、青酸カリで「血を大量に吐いて」死んだり、何から何までありえないづくし。フィクションには最低限のリアリティが必要なのですが、それがない。もはや設定段階の失敗であり、通常は作品として世の中に出てこないと思うのですが何を間違えたのかこうして出てきてしまったと。リアリティ欠如とかあまり気にならない人(=子供)なら心ゆくまで殺戮ゲームに没頭できるかも。それはそれで困ったものですけど。全巻読破しましたが時間の浪費でした。くそう。