「太陽の王子 ホルスの大冒険」のブルーレイが出るの巻

そのむかし、アニメフェスティバルで上映されたのを観たんですが、フィルムの退色がひどくて辛かった記憶があります。青が抜けちゃって、空が赤かったです。ちなみにシネスコです。テーマやストーリーは古いですが、傑作だと思います。
作画レベルは80年代〜現代アニメより上だと思います。というのは、アニメーターがみんな試行錯誤しながら、よい原画を描いてるんですよね。動画枚数も非常に多いです*1。日本の劇場用長編アニメはここから始まったといっても過言ではないので、アニヲタを自認するのであれば、持っているべきブルーレイだと思います。色が修正されているのなら、買ってもいいかな。監督は高畑さんで、若かった宮崎駿さんが原画を担当したことで有名ですが、実際にすごいのは森康二さんが描いた場面だと思います。
森さんには、フェスティバルの時にお会いできました。当時すでに目を悪くされていて、いろいろ大変だったと思います。お話の内容が感激でした。ちなみにそのときの一番人気はマクロス(愛おぼ)と、ナウシカの上映でした。マクロスはキャラデザのミキモトさんと、監督の河森さんが来てのトークがありました。ミキモトさんが、オーガスを描くのが嫌で嫌でしかたなくて、河森さんが愛おぼに取り掛かってるのを横で見ていて、さっさとオーガスにケリを付けたかったとか、危険なぶっちゃけ話をしてましたねえ。
ナウシカは駿氏が来て、例によってギャーギャー喋りまくって*2、あと企画が通りそうな段階のラピュタの宣伝をしてました。質問した男の子が「次の作品のヒロインも、声は島本さんなんですか?」と強烈なツッコミをして場内爆笑というw

*1:仮想敵がディズニーだったため。

*2:主に「プロジェクトA子」のディスり。ものすごく腹が立ったらしい。ロリコン的に。