UVI Orchestra Suite 使いこなしの巻

UVI Orchestra Suite を購入して1曲演奏したものの、地味に使いにくい面があったので対処法などをメモ。UVIだけでなく、多くのサンプル音源に対して同じことが言えると思う。

  • 音量が不足しがちな件
    ノーマライズで音量を上げればよい。場合によってはコンプを併用する。
  • 波形のループポイントが早い件
    アタックのあとすぐにループに入って波形が止まり、サンプル臭い音になりがち。ロングトーンはCC1で音量・音色を揺らすとサンプル臭さが解消される。特にトランペットやホルンといった金管で目立ちやすいので、CCを丁寧に打ち込むこと。
  • CCを激しく動かすと再生が乱れる件
    再生用のバッファを増やせば、とりあえず音が出るようになる。ただしバッファを増やした分だけレイテンシーも増える。(これが原因で高性能なマシンへ移行したいという気持ちが強くなった)
  • リリースが不自然な件
    持続音関係の音切れが早すぎるので、ADSRのRを調整してリリースを伸ばしたが、実際の演奏方法を考慮すると、CC1/CC11やボリュームの制御で適切なリリース・余韻を作るのが正解ではないかという気がする。リリースが不自然だと、フレーズはもちろん楽曲全体が不自然なものになりかねないのでよく検討する。
    特に、演奏者がミュートすることにより音を止める楽器はこのやり方で音を止めないとだめ。ティンパニ、シンバルなどの打楽器やハープが該当する。音を出すだけでなく、止める動作もシミュレートする必要がある、ということ。