悲愴第三楽章の巻

今回の指摘点は以下。

  • 丁寧に表現しようとしているのはよく伝わってくるが、丁寧さを心がければ心がけるほどテンポは落ちます。この曲は中期以降のベートーヴェンと比較するとさほど深い内容がないので、まずは全体をインテンポで速めに弾いてみて、弾きにくいところを重点的に演奏したほうがいいのでは。⇒要するに、ネチネチ弾きすぎよ、ってことみたいです。うぬぅ・・・。
  • フォルテが一種類しかない(⇒先生が変わっても同じこと言われてる)。鍵盤の近くからズドンと弾くフォルテは重く沈むので、肘を柔らかく使ってスコーンと抜けるようなフォルテを出しましょう。(⇒といって先生が弾くと、全然違う!)
  • ポリフォニックな箇所や、アーティキュレーションは問題なし。ってか、展開部のポリフォニー、ノンペダルで完璧にレガートしていてそれはすごいと思いましたけど、ペダル使ってもいいんじゃないの?(笑)。
  • 運指に問題があるような・・・。この楽譜は(小林版ソナチネアルバム2)手が小さい人に向いた運指ですよね?(同意)あなたは手が大きい上に開くので、もっと開いたポジションを使うようにしたほうが弾きやすいと思う。⇒11小節の左手みたいなアルペジョは、5−1−2−1とクロスしないで5−2−1−2という手を大きく開いたポジションの運指で取る。
  • 手を開く練習ってしましたか?(⇒実はすごくやった)それ重要なんですよね。どんなに手が大きくても、指が長くても、開くことができないとなかなか上手く弾けません。