久しぶりにyoneちゃんのCDを買いました。
といっても新譜ではなく、ちょっと前のアルバムです。彼の音楽を熱心に聴いていたのは2000年あたりで、しばらくフォローしていなかったのですが、半年くらい前に偶然ツイッターで見かけて、あからさまにゲイシーンに擦り寄った活動をしているので驚き(エスムラルダとかとイベントに出ているw)、それがおもしろそうだったので、また聴いてみようと思った次第です。
自分は、初期のあまり黒っぽくない久保田利伸がいまでも好きで、その流れで、やはり初期の平井堅とか、yoneちゃんのような健全というか(ちょっと違うな)、ひねりすぎず、あまり粘っこくないボーカルスタイルの人が好きです。特にコーラスのハーモニーワークが気に入っています。英語の発音もホンモノっぽくて好き。このアルバムも、1曲めの"higher and higher"の多重コーラスとか、すごくカッコいいです。コーラスとリズムが引っぱる曲ですね。歌がうまいんだよね。
あと"Still in love"という女々しいラブソングが収録されていて、あいかわらずナルシストだなあと思って聴いていたら、突然「ぼくを抱きしめる強さ」という、フレーズが入ってきて驚きました。しかもこれがリフレインするので、もう全然隠す気ないんだと思いましたw
ということで、IKKOさんのように叫びたい。
身長181cm*1、体重85kg*2のガチムチ野郎を力強く抱きしめちゃう相手って、どんだけー。(右写真参照)
この人が歌うと、妙にリアリティがあって、狙ってゲイ疑惑に拍車を掛けようとしてるんはないかと思っていたんですが、前のアルバムでも、次のアルバムでも同じようなこと歌っていて、とにかく本当に寂しくてギュッと抱いて欲しい、誘い受け系の乙女みたいなメンタリティです。うーむむむむ、このルックスでそれはちょっとなあ。発言はリベラルで硬派な感じですが、アラフォーでここまでどっぷり恋愛体質ってのも、ちょっとなあ。でも、幸せになったら、こういう音楽は作れなくなると思うのですよ。そこが難しいところね。
それはともかく、このアルバムは、ゴリゴリのR&Bというわけでもなく、かといってぬるいわけでもなく適度な緊張感があり、耳あたりがいいバランスのサウンドで、すごくお気に入りなのです。お掃除BGMとしてヘビロテ状態です。ここ1年くらいつづいたPerfume LEVEL 3の座を奪うとは、なかなかやりおる。