細野さん、砂原まりん良徳氏、テイ・トウワ氏の対談の巻

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音像に関するマニアックなお話の会。

テイさんが「Ozone(マスタリング用のプラグインアプリ)を通してもサウンドが変化しなくなったらOKテイク」というようなことを言ってますけど、わたしも全く同じことをやってましたw

ただ、Ozoneがバージョンアップして挙動が変わってしまいました。最新版だと、サウンドを解析して大仰に色付けしてくるロジックになっているようで、必ずサウンドが変化してしまいます。その色付けの度合いを適宜調節して、あなた好みのサウンドにしてくださいね、という方向性に変化しています。

Ozoneの新バージョンで作ったのが、少し前にUPしたSymphony of the Aquariusです。制作中はいまひとつ迫力がないなあと思っていて、アナログ機材を使おうかなとかいろいろ考えて、まずはOzoneを使ってみたところ、うまくハマって予想以上にいいかんじの音になりました。ポイントは倍音ですね。倍音(笑)

あと3人のお話を聞いていて思ったんですけど、新しいことをやろうとしていて偉いなと感じました。昨年は幸宏さんや教授をはじめ、若い頃から聞いていたミュージシャンが相次いで亡くなったこともあって、正直なところモチベーションが低下しています。幸宏さんや教授の間近にいたこの3人がしっかり前を向いていることが伝わってきて、ちょっと反省しました。細野さんも新作を準備中ということで楽しみです。

テイさんが、一時期の細野さんの音楽が今ひとつだった、みたいなことを言ってましたが私もまったく同じ感想でした(笑)Ozoneの件を含め、テイさんと自分の考え方や好みがかなり近いことがわかったのが面白かったです。そして砂原まりん氏にはかないません。降参です。