ショパン譜読み中の巻

ショパンソナタ第2番第1楽章の譜読み進行中です。仕事が忙しかったりモーツァルトソナタも練習しているとはいえ、相変わらず遅いですなー。提示部はだいたい掴めるようになりましたが、左手がガチャガチャうるさいかも。意識して拍頭のバスを強調しないと。agitatoに、切迫感を持って疾走する感じが表現したいので、テンポを厳密に設定していきたいところ。
それにしても展開部は厳しい。厳しすぎるっす。展開部の中盤以降をいかに弾くかはこの楽章の大きなポイントだと思います。この展開部ですが、演奏技術的に左右のリズムが独立しており(左手=三連系、右手=8分音符)、しかも左右とも重音で跳躍しまくりというのが辛いです。もっとも、転調しながら2小節単位で繰り返すだけなので、パターンを読んでしまえばなんてことないと思います。・・・そういえば似たような構成が「別れの曲」の展開部にもあったような気がします。短いパターンを転調しながら繰り返して発展させるのは常套手段ということなのでしょう。
ところで、今回は譜読みを始める前に頭の中で大まかな演奏イメージができているので、前回・前々回の発表会のように練習しながら演奏を作り上げていくという苦労がほとんどありません。実際に弾いているとディテール表現のアイディアもどんどん出てきて、音楽的に成長してることを実感します。しかし演奏技術の成長が追いついていかないところが困ったちゃんですw。