ベルリンフィルのジルベスターコンサートの巻


淀川長治風に)はい、みなさんこんばんは。日本では日付は変わってますが、ドイツでやっていたのは2006年ということで、ベルリンの年末を締めくくるジルベスターコンサートをお送りしますよ。モーツァルト・イヤーの最後ということで、日本を代表するピアニストの内田光子さんが登場しましたね。ま〜どうでしょう、この表情。怖いですね、恐ろしいですね。内田さんといえば、ザルツブルクでのモーツァルトコンサートにおける演奏も放映されましたけれども、あまりお顔が映らず残念でしたね。しかし今回は内田さん専用のキャメラ*1までしっかり用意されて、刻々と変わる表情をしっかり映し出していましたね。しかも曲目はただでさえおどろおどろしいピアノ協奏曲第20番ですから、ホラー映画も真っ青なほど恐ろしい映像になっていましたねえ。あぁ〜〜、この表情でカメラ目線で睨まれると、石になってしまいそうです。指揮者のサイモン・ラトル氏も内田さんに負けじと顔芸を披露なさっていましたが、やはり年季というか、妖気が不足してますね〜。客席ではハンケチで目頭を押さえている方もいらっしゃいましたが、やはりこれほど恐ろしい光景はそうそう見れませんから致し方ないでしょう。映像はともかく、演奏は大変お見事でございました。いまこの曲を弾かせたら世界一じゃないでしょうか。内田さんのますますのご活躍をお祈りしましょうね。それではみなさん、さよなら、さよなら、さよ〜なら。

*1:キャラが淀川なのでカメラではなく「キャメラ」です。