- 初期の大友克洋調。というか、そのもの。
- 描写がくどい。冗長。
- 人物描写がとても丁寧。(理由がある)
典型的なバイオハザード物で取り立てて目新しい要因はないのですが、やはり主人公がアラフォー世代の漫画家アシってのがくるわ〜。あと、どう転がしてもマンガちっくなストーリーなので、キャラ描写を積み重ねることでリアリティを獲得させるわけですね、わかります。たぶん、普通の漫画家だと3巻までの内容を1巻くらいで書いてしまうと思うのですが、この作者は映画っぽい描写を何ページも続けたり、グダグダとしたモノローグを延々書いたりします。小説ならともかくマンガでモノローグが続くと正直しんどいです。手放しでは誉められないんだけど、イケメンや萌えを完全に否定してるところと変なリアリティがあるところはすごいと思いました。